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バタリーケージに入れられ、不毛な短い一生を送る日本の採卵鶏。その最後の一日が想像以上に悲惨であることが、アニマルライツセンターの調査でわかった。
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採卵鶏は1年か2年卵を産まされた後、廃鶏、または成鶏と呼ばれ、屠殺され、肉にされる。
その肉は缶詰の肉、加工食品の肉、冷凍食品の肉、ミンチ、チキンエキスやチキンハムなどに利用されている。
大きいが不健康に真っ白になり、折れ曲がったトサカは、ヒアルロン酸や保湿剤として利用される。
つまり、多くの人が日々食べ、顔に塗るなどしている。
しかし、廃鶏の価値は低く、鶏自身の値段よりも、殺し解体する処理代のほうが高い。
まさに「ゴミ」のように扱われている。
バタリーケージの扉が1年又は2年ぶりに開き、鶏たちは突然足や羽や頭を掴まれ、コンテナに叩き込まれる(捕鳥)。
このときに骨折をしたり、脱臼したり、打ち身になり、足がもげたりもする。
このトラウマで苦しみながら、輸送中の長い時間を過ごす。
輸送後に待つのは、食鳥処理場での長時間の放置だ。
積み上げられたケージでは、上の鶏たちの産んだ卵が割れ、下の鶏たちを卵まみれに濡らしていく。
当然糞も下に落ちていくため、下に行けば行くほど、どろどろの状態になる。
床はレポートの通り、糞尿、割れた卵、鶏たちの羽毛でよごれ、夏場はうじ虫がわく日もある。
死体も多数見られる。
捕鳥時に死亡している鶏は避けられているはずであるため、捕鳥後の輸送~放置の間で死亡したものである。
コンテナの高さが低すぎて鶏たちは頭を真っ直ぐ伸ばすことができない。
一部の鶏は捕鳥のままなのか、折り重なったまま身動きが取れなくなっている者もいる。
翼をコンテナに挟まれたまま動けない者もいる。
足だけが落ちていることもある。
骨折などしていても当然治療はされない。
鶏たちは、輸送時間と、少なくとも15時~翌日に殺される(午前8時頃から開始され午後3時頃に終わるところが多い)までの17時間以上、このコンテナの中で水を飲むこともできない。
これが散々利用され尽くした、卵用の鶏たちの最後の一日だ。
そこには、ひとかけらの慈悲も、敬意もない。
惨めで不毛な一生の果に、このような扱いを受けるとは・・・。
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卵のために貢献してきた鶏たちの最後の1日がこれです。
まるでゴミのような扱いです。
ケージだろうと、平飼いだろうと、放牧だろうと、最後はこの屠殺場です。
卵を買う人は、しっかり動画を見て
みじめな姿で、うつむき、ただ苦しみに耐える鶏たちの姿を、直視してください。
卵の生産の残虐な行為は、雛が生まれたときから始まります。
採卵鶏において、卵を産むのはメスです。
オスは卵を産まないので、すぐに殺されます。
殺し方は、袋に入れて窒息死
圧死
生きたままシュレッダーで粉砕など。
卵の恐ろしすぎる事実。ひよこはオスとメスに分けられ、不要なオスは生きたまま大型シュレッダーにかけられて殺処分される。 pic.twitter.com/S8tAFUKTtX
— ダンテ (@dante_kaigetsu) January 30, 2018
この問題は、 平飼いにしても、放牧にしても解決しません。
生後10日までに、デビークといって、くちばしの先を切断されます。
切られれば激しい痛みを伴い、出血します。
その後も、慢性的に痛みが継続します。
主にバタリーケージという、非常に狭いケージの中に、ぎゅうぎゅう詰めにされて一生のほとんどを過ごします。
不衛生で、病気になりやすく、
死んでしまうことも日常茶飯事です。
卵質や産卵率が低下した際に、約2週間、絶食させ栄養不足にさせる、強制換羽が行われることがあります。
ショック療法の強制換羽では、死亡率が上がります。
60%以上の農家がこの虐待を行っています。
鶏は本来、年間に数10個しか卵を産まないのですが、品種改良により、300個以上産む体にされてしまっています。
卵は鶏の生理です。
年中、生理がくる体にされているのです。
鶏たちは1日がけで卵を産んでいます。
人間は食べる数分のために、この卵を何個も使います。
何個も生む体にされた影響で、卵巣か卵管に疾患を抱える子が多くなっています。
卵詰まりを起こして、死亡する子もいます。
これらの虐待を経て、用済みになると、冒頭のように
コンテナに叩き込まれ、ぎゅうぎゅう詰めにされ、と殺場へ運ばれ、夜間放置されます。
そして、この苦しみの後、麻酔なしで首を切られ、出血多量で死亡します。
これが卵を産む鶏たちの真実のほんの一部です。
賢明な人であれば、これらの事実を前に、感謝すればいいとか、いただきますと言えばいいとか、植物も命だとかいった論がいかにくだらないものかがよく分かるでしょう。
人間は、卵を食べなくても生きていけます。
おいしいという欲のために、鶏を苦しめるのはやめましょう。