インドの行列
今日、ちょっくら用があって銀行に行ったんです。
ATMじゃなくて、普通にカウンターのある銀行。
そしたら、ドアを開けて入るなり、やたら積極的に手招きするカウンターのおじさんが一人。
なので、自然とそのカウンターに近づいていったんですが、
そしたらいきなり、日本語で「何か、ご用でしょうか?」
!?
日本語が出てくるはずのないところで、いきなり日本語が出ると、最初、聞き取れなくないですか?
たとえば、ハリウッド映画でも、突如、日本が出る場合とか。
数秒のちに、「あ、日本語か~」って、分かるんだけど。
まさに、その現象がおきて、私は、「キャ?(何?)」と聞き返したところ、
「お名前は?」とヒンディー語で言うんで、名前を言ったら、
また日本語で「ほら、日本人の名前ですね、あなた、日本人でしょ」って言われました。
そして、たてつづけに
「口座開設ですか?それとも、何かほかの用事ですか?」
「どうぞ、なんなりと言ってください」
などと、日本語を並べ立て始め・・・、
ペラッペラというほどではないんだけれど、かなり正しい日本語。
そこで私は、「日本に住んでたんですか?」と聞いたら、
「いいえ、行ったことありませんね。でも、日本語勉強してますから」と。
なので、「お仕事で、日本語が必要なんですか?」って聞いたところ
「いえ、趣味です」
といって、引き出しからブ厚い、日本語のテキストを出してきました。
なにやら、いっぱいメモってある・・。
観光地のホテルのオーナーとか、ガイドとかで日本語上手な人は多くとも、
とにかく、趣味で日本語勉強するインド人、しかもアッパークラスのインド人って、
そうとう珍しいので、びっくり。
趣味で語学とか、趣味で日本嗜好というのが、そもそもインドでは珍しい。
欧米みたいな「オリエント嗜好、東洋好き」とか、インドにはないですから。
なので、
「ほんとに、趣味なの!?」って言ったら、
「漢字は面白いですから」
「でも、練習しないと忘れます。でも、私は常にこうして練習してますから大丈夫」とか、
とにかく、勤務時間をフル活用:笑 してしゃべり続ける。
そのうち、私の後ろは、順番待ちの列がかなり出来上がってて、
私はなんたって日本人ですから、もうソワソワするわけですよ、待たせるってのが。
そもそも、銀行のカウンターで私語ってのがありえないでしょ?笑
そしたら、私のソワソワを察知した彼、
「大丈夫、ちょっとくらい。みんな、私たちが何言ってるかわかりませんから、金融関係の話をしていると思うでしょう」
「こうしないと、日本語練習できないです・・ハッハッハ」
き、金融関係の話・・・。
雰囲気的に、私語バレバレに見えるとおもうけど、まぁいいか。
その後も、更なる列が出来てるってのに、5分!くらいに渡って、おじさんの日本語につき合わされました。
インド名物の行列の謎が解けたぜ(?)
頭スッキリオイル
オバサンおじさん
今日は、インドとも犬とも、まったく関係のない話なんですが。
以前から、ずーっと気になっていることがありまして。
それは、「オバサンおじさん」。
男性の方で、歳をとるにつれて、なぜかオバサン味が出てくる人って、いると思いません?
「女っぽい」とか、行動や言動がオバサンぽいわけじゃないのよ。
むしろ、世の中的には「セクシー」とか「ダンディ」とか言われたりする部類も多い。
でも、なんかこう、おばさんテイストなの。
あえていうと、顔が。
例えば、役所広司
例えば、サザンオールスターズの桑田
例えば、ガブリエル・バーン
例えば、佐野元春
例えば、筑紫哲也
なんていうの?
顔の肉が水っぽく柔らかそうで、垂れてるというか?
役所広司、桑田、とか特に当てはまるような・・・。
でも、だからといって、ほっぺたプルプル垂れ垂れっぽい宍戸錠は、オバサン味はないので、なんとも言えないんだけれど。
役所広司、無精ひげとか生やして、男っぽくしていても、やっぱりオバサン味が。
髪をドライヤーとか使って毎朝セットしてそう、というのもあるかも。
筑紫哲也も、これだよね。
というか、私は、筑紫さんの髪型&顔、両方がどうしても、「土井たかこ」と同種に見えてしょうがない。
でも、白髪になってまでドライヤーかけてそうな人といえば、リチャード・ギアなのだけれど、彼は特にオバさん味はないと思う・・。
田村正和も、ドライヤーかけてそう系なのだけれど、ギリギリの線で、おばさん系ではない。
ガブリエル・バーンは、筑紫哲也的な、ちょとしたオバさん味がある気がする・・・。
かといって、ガブリエル・バーンが土井たかこと同種に感じることはないんだけれど・・。
サザンの桑田系の、オバサン味がある人は、けっこう多いと思う。
ほっぺたに老人シミとかがありそうな、そんな感じ。
ちょっと、佐野元春がそれ。
2人には、実際に老人シミがあるのかどうかなんて、知らないけれど、どうもそういうイメージ。
ほかにも、「あ、またおばさん系だ・・・」と思う人がよくいるんだけれど、今思い出せません。
ハリウッドにも、インドにもたくさんいます。
みんな、「おすぎ」みたいに、あの感じで腕まくりとかすると、絶妙にオバサン味を出しそうなんだよね。
おすぎは、おばさんぽくて当然なんだけどさー。
あと、野球の松井(ゴジラのほう)が境界線。
彼は、あと10年したらオバサン味をかもし出しそうな気がする・・。
あのゴジラ松井が「潜在的におばさん味を隠し持っている」なんて、自分で言っておいて自分で「え~」って言いたいくらい、無理がある意見な気がするんだけれど、
いや、でも、ある。潜在的なオバサン味。
腕にオバサンっぽいバッグ引っ掛けて、斜めに会釈しながら、「じゃあ、失礼しま~す」とか言ってる感じ、なぜか似合うもん。
しかし、いったいななんだろう。
肉質?髪型?オーラ?
水分代謝が悪そうな、むくんだ感じっていうのは、あるかもしれない・・・。
いったい何がそうさせるのか知らないけれど、気になるんです、彼ら。
ま、ただの独り言なんですけれど、わたくすの。
舳先のイエスさま
アリの巣コロリ、すんばらしい
暑くなってきた途端に、申し合わせたように出現するのがアリ。
気温がある温度に達するや否や、精密機器のように正確に出現しやがるの。
インドは家のつくりが雑で、気密性が著しく低いので、家の中にもすぐ出現します。
どうやら、コンクリを飽きもせずにカジカジカジカジかじって穴ほって、やがて家の中に出るらしい。
もはやインドの夏の風物詩。
「あー、出たよ、アリが」=夏
夏=「あー、出たよ、アリが」
以前、デリー郊外の高層高級マンションの13階に住む、お金持ちのインド人知人の家に行ったときには、そんな高級&高層のマンションにもかかわらず、
思いっきりアリが発生していたのに驚愕。
インドのビル造りのダメさ加減と、インドのアリのしぶとさ。
その2つの相乗効果に、感心いたしました・・。
さて、今年も出ました、「アリ一番」が(「春一番」の感じで言ってみた)。
2週間程前から、チラチラ、家の中で目撃。
1週間ほど前からは、だいぶ目撃。
おととい、ついに列を目撃。
バスルームの端っこと、キッチンの隅に。
でも、わたしゃー、もう知ってますから。
列をたどると、ヤツらの住処へつづく穴があることぐらい。
ふんっ。
チラチラ見かけ始めた時から、いつ実行するか、じりじりと待っていたのだけれど、とうとう列を目撃したので、実行!
アリの巣コロリ 作戦。
効くんだわ、これが。
まじ、効くの。
でも、アリの種類によっては、まったく効かない。
体長1センチ~1.5センチくらいある、黒々としたでっかいアリには効かない。
彼らは、アリの巣コロリを無視。素通り。
なんでやねん。
それから、赤アリという、「目をこらさないと見えない but 噛みやがる」種類のアリも出るのだが、彼らにも聞かない。アリの巣コロリの粒がでかすぎるのかもしれない・・。
でも、一番一般的な、体長2~3ミリのアリには、アリの巣コロリがテキメンに効くのだよ!
素晴らしいね、コロリ。
コロリを開けて、中のツブをシャラララっとアリの通り道あたりに撒いておくの。
すると、数匹のアリがまず反応。
その光景は、
「うぉおお!!すげー食いもん見っけ!」
「みんな集まれー!」
と言っているように見える。
でも、アリはのろいのでそんなに素早くは、みな、集まらない。
でも、私、知っているから。
あとは、待つだけってことくらい。フッ。
2時間後くらいに見に行くと、大盛況って感じ?
アリたちが、おおわらわ。
みんな、嬉々としてコロリのツブを運びまくってる。
大歓声が聞こえてくるかのよう。
大豊作、感謝祭、収穫祭、という感じの雰囲気が満ちている。
労働者の歌声までが聞こえてきそう。
エンヤ~コラ~、みたいな。
列の末端は巣へとつづく、穴に消えている。
巣には高飛車な女王アリが、貢物を待ってるに違いない。
でも、アリの巣コロリは、食べて数時間後に効くことになってるから、食べている最中は誰も気づかない。
そして、全部運び終わったころには、巣は全滅・・・。
女王アリも、失意のうちに昇天。
そう、アリの巣コロリは、「バッポンテキカイケツ(抜本的解決)」をしてくれるわけですよ。
巣ごと滅ぼしてくれるの。
だから次の朝見に行くと、
し~ん・・・・・・・。
昨日のあの、盛況ぶりはどこへ?
撒いたはずのコロリの粒もきれいになくなってる。
チラチラウロウロしてたアリも見かけない。
静まり返ってる。
ビバ!コロリ!
いやー・・・・大喜びで大労働の結果が、巣の全滅だなんて、かわいそうだけどさ・・・。
でも、家の中にアリは、いただけません。
「アリの巣コロリで解決」はだいたい、1ヵ月半くらいもちますね。
また1ヵ月半~2ヶ月くらいすると、生き残りたち、もしくは別団体が、別の穴を掘って出現します。
でも、コロリがあるから、ダイジョーブ。
目下、こまっているのは、コロリを素通りするタイプのアリです。
歌うおじさん
この間、家にいたら、なにやら遠くのほうから歌声が。
んん?と思っていたら、歌声がだんだん近くなってきたので、
裏のバルコニー(といっても、タタミ半畳くらいの)に出たら・・
おじさんが楽器もって歌ってました。
オレンジ色の上着を着ているおじさん(お兄さん?)は、お金を集める係り。
歌うサドゥー(出家者、聖者)ですか・・ね?
お金集めるおじさんが、手振ってます。
おじさん、きっと、普通のカメラだと思ってるにちがいないです。
動画を撮ってたので、ずっとカメラ向けてたら、
しばらく手の平をあげたままで、「まだ・・?」って顔してたような気がしました(笑)。
一応、撮影したので、10ルピー(27円?)くらい、あげましたさ。
インドの住宅街には、本当にいろんな商売の人が、流しています。
(この2人は、歌を歌ってお布施をもらっているので、いわゆる”商売”とは言えないかもしれないけれど・・)
HOLI 写真館 2008ー③
HOLI 写真館 2008ー②
HOLI 写真館 2008ー①