5冊目「フシギ」真梨幸子 | 本と旅と日々の出来事

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久しぶりの真梨幸子さん。
「三人目の女が、先生のところに現れませんように」って、不気味な帯に惹き付けられて読んでみました。
結果、凄いゾーっとしました。
最近寝る前、ベッド入って夜中読書がパターンだから余計にゾゾーっときました。

事故物件
死者からの丑三つ時にくるメール
忌み地
犬神

次々恐怖が畳み掛けてきます。
読みながら肩が重くなりました。
語り手である私なる人物、ある作家さんが体験した恐怖が連作形式で運びます。
亡くなったはずの編集者から夜毎届くメール、着信音のぽぽぽぽーんが怖い!
先生、1人目の女は○○でした、2人目の女は○○でした、そしてついに3人目の正体がわかりました!実は、、、あ、看護婦さんの足音がします、見回りの時間です、メールしてるの見つかるのはまずいから、今日はこのへんで。って、瀕死の状態で運ばれたはず、即死に近いはずの病室から真夜中2時にくるメール。
気味悪さに変わりないんですが、はよ!はよ3人目の正体教えてくれ~、となりましたよ。いつも見回りに邪魔されて中途半端。

そしてラストに待ってる驚愕、私はてっきり○○さんの話と思い込んでいたから、えっ!となりました。
真梨幸子さん作品の中でも上位に入る出会いでした。