北朝鮮の核開発と食糧難の関係 | 世界面白ビックリニュース

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北朝鮮の戦略  核開発と食糧難



  http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120503-00000537-yom-int


 『【ソウル=中川孝之】韓国の核問題専門家は2日、北朝鮮がこれまで核開発に計約65億8000万ドル(約5260億円)を費やしたと試算されると、明らかにした。

  中国産トウモロコシ1940万トンを購入できる金額で、住民の年間不足食糧(約40万トン)のほぼ50年分を賄えるという。

  費用の内訳は、寧辺(ヨンビョン)のプルトニウムやウラン濃縮施設の建設・稼働に約47億ドル、過去2回の核実験に約2億ドルなど。

  米国原爆開発計画(マンハッタン計画)に要した費用を現在のレートで344億ドルと換算、韓国政府の情報などを総合して算出したという。

  韓国国防省は3月、北朝鮮が人工衛星と称して4月に発射した長距離弾道ミサイルの開発・発射費用を8億ドル(約640億円)と推計し、「飢餓にあえぐ住民の食糧に回すべきだ」と批判。

  北朝鮮が強く反発した経緯がある。』  


  韓国北朝鮮の核開発に要したお金を試算したらしい。 その結果、北朝鮮国民の50年分の食料を賄えるという巨額の額になった。誤差があるとは言え、相当な額なのは確かだ。


  ただ、北朝鮮の国民の主食がとうもろこしというのも何だねぇ。 金正恩第一書記は、「白い米に肉のスープを食べさせる」を言ったとか言わないとか。これが事実なら、逆に言えば、白い米や肉を食べているのは北朝鮮では特権階級という事になるんじゃないかな? 

 でも、これって日本だけでなく、他の国でも普通にできていることだよね。 世界の最貧国の一つと言われているラオスでも、米や肉を普通に食べてるよ。


 北朝鮮金正日元総書記金正恩第一書記も、北朝鮮の住民の事など眼中にないといって良いだろう。とにかく軍優先政治だ。

 核開発することによって、アメリカや日本、韓国などから、食糧支援など譲歩を引き出して凌いできた。

 北朝鮮は資源にも恵まれていないし、世界的水準の工業も発達していない。何もない状態で、アメリカや中国を相手に色々交渉してきたわけだから、日本の政治家が足元にも及ばない狡賢さは持っている。

 よくこれだけのものを引き出してきたなと感心するくらいだ。だから、北朝鮮は絶対に核開発を止めないと思う。交渉のカードがなくなるから。


 北朝鮮国際的な経済制裁や金融口座などの引き締めで、相当な財政難であると思われる。それでもミサイル発射実験をするという事は、交渉カード維持と共に、北朝鮮国民の国内の不満を海外に向けて金正恩第一書記の権力固めをするのが目的だろう。

 最近、金正恩氏は多少の脱北者が現れてもいいから、海外労働者を増やせとも言われているようだ。彼らからの北朝鮮への海外送金で外貨獲得を目指そうと言う動きらしい。

 人道援助だからと言って食糧援助を続ければ、結果として北朝鮮の核開発を間接的にサポートする事にもなりかねない。

 日本や韓国からすれば、自分達が金を出して、自分達の国を危険に晒している感じになる。 でも、全く偶然的に北朝鮮と言う国に生まれたと言うだけで、何の罪もない北朝鮮国民が食料がなくて死んでいくのを見るのも忍びない。


 北朝鮮問題を考える時に、この問題をどうすればいいのか?
 本当に色々悩むところです。