ユーロ圏の南北格差の影響
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120502-00000111-jij-int
『【ロンドン時事】欧州連合(EU)統計局が2日発表した3月のユーロ圏(通貨統合参加17カ国)の失業率は、季節調整済みで10.9%となり、前月(10.8%)に続き1999年の単一通貨ユーロ誕生後の過去最悪を更新した。
とりわけ債務危機に見舞われている南欧諸国の失業率が引き続き悪化。スペインは24.1%(前月は23.8%)、ポルトガルは15.3%(同15.0%)、イタリアは9.8%(同9.6%)となった。
特にスペインでは25歳以下の若年層の失業率が51.1%(同50.9%)と、2人に1人が失業している状況。
一方でドイツの失業率は5.6%(同5.6%)、オランダが5.0%(同4.9%)、オーストリアは4.0%(同4.1%)と、北部諸国は比較的低水準を維持。
ユーロ圏の「南北格差」が改めて浮き彫りとなった。』
これはユーロに参加する国が多くなるにしたがって、懸念されていたこと。当初のEU参加国でもスペインとポルトガルは物価が安い国だった。
ペセタの時代の方が、実勢にあっていたように思うんだけど・・・。 ギリシャが債務を大量に抱えてユーロは下がった。
今回もスペインの経済悪化のニュースを受けて円に対してユーロは下がり気味。 景気が良くない日本の円が依然として高いと言う変な兆候は続く。
これって、学校の成績を相対評価にして、5に値する奴はいないんだけど、他がもっとパッとしないから、まあ日本にでもやっておくかと言う感じ。
絶対評価ならこんな円高にはならないんだよな、今の日本経済の実力からして。
スペインやポルトガル、イタリアの失業率を見ると、日本はまだマシかと思わせるような数字だからね。特にスペインの若者の失業率が50%ってどういうこと?
それだけスペインでの新規の仕事が減っているという事だろう。
ドイツの失業率だって5%を越えているので、決していいとは思わないが、南欧諸国の数字が酷すぎるのでいいように見える。
政治的統合や経済協力はわかるが、EUも拡大し、ユーロ(EURO)圏も大きくなった代償として、足を引っ張る国も出てきたのも事実。
ユーロを引っ張るドイツ、フランスがどこまで持ちこたえるか?
ユーロに参加しなかったイギリスは、賢い選択だったと言えるのだろうか? それはそれでよくわからないんだけど・・・。英ポンドは大丈夫みたいんだね。
統一貨幣ユーロが誕生して10年余り。 このユーロ圏の経済格差が将来的にどのように影響してくるか?
今後の世界経済にも大きな試練になるかもしれない。
このユーロ危機、決して遠いヨーロッパの話だけにとどまらないのです。
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