私には今年小学１年生になった娘がいます。
最近、娘と一緒に出かけたりすると
よくこんな言葉を耳にすることが増えました。
「もう小学生なんだから」
娘がこの言葉をかけられたときに
どんな気持ちでいるのかな？
ふと思うことがあったのですね。
この記事を書いている人 -WRITER-
手ごねパン教室ポラール：市川 希里絵
パン作りを通して 「成長を実感してもらえること」 「家族に手作りのパンを食べてもらえる喜びを、感じてもらえること」 それらを通して、自分に自信を持ち、自分自身を満たす。 あなたの生活や家族との関係がより良くなり、豊かになるような教室を目指しています。
励ますつもりの言葉？
つい先日のこと、なかなか鼻水が治らず
耳もなんだかおかしい・・。
と言うので、耳鼻科に行ってきたのですね。
結局、中耳炎になってしまっていたのですが・・。
診察が終わって、お薬が出てくるチューブを鼻に当てる治療を
最後に行ってから終わりだったのですが、
娘はなんとなくためらったのですね。
その時に看護師さんから
「小学生なんだから、大丈夫だよね」
そんな風に言われました。
看護師さんは励ますつもりで言ったのかもしれません。
最近、娘にかけられる言葉
「小学生になったんだからできて当たり前だよね」
小学生になった途端、
娘はできて当たり前のことが急に増えてしまったんです。
実は私もこの言葉を時々使っていたような・・。
でも最近よくよく考えてみると、
これって、ちょっとおかしいよね？
と思ったんです。
大人の私たちからすると、こんなことで？
と思うことも正直あります。
でも子供にとってみたら、大変なことかもしれないんですよね。
その子その子によってもできるペースは違うと思いますし、
できて当たり前
で最初から接してしまうと、
できない自分がいけないように感じて
余計できなかったり、やらなくなったり。
事によっては、
時期がくればすんなり出来るようになることもありますし、
ちょっとしたアドバイスやヒントをあげれば
パッとできてしまうかもしれません。
今回の娘の場合も、
「痛いものではないんだよ。
このお薬を鼻にやれば、とっても楽になるんだよ。」
と言うことで、納得できたのですよね。
教室での私の役割
レッスンをする上でも同じことだど気づいたのです。
教室に通われている生徒さんの中には
”全くパン作りが初めて”
という方も多くいらっしゃいます。
そして、その方その方によっても出来るペースは違います。
ある方にはすんなりできてしまうことも
ある方は難しく感じるかもしれません。
皆さんが同じように作れることは当たり前ではなく、
”それぞれの方のペースがある”
ということだと思うのですね。
だからこそ、その方のペースに合わせて指導できるのが
個人教室の良さなのかな、なんて思ったりします。
そして
どなたにでも同じように
美味しいパンを作ってもらえること
これこそ私の役割であると思うのですね。
まとめ
小学１年生になった娘が最近よくかけられる言葉
「小学生なんだからできて当たり前だよね」
から気づいたこと。
それはパン教室でも通じることでした。
”皆んなができてるんだからできて当たり前”
ではなくて、
”初めてなんだから、できなくて当たり前”
なんです。
だからこそ、私が今まで失敗してきたことや
コツやポイントをお伝えし
自宅でも同じようなパンを作ってもらえるよう
心掛けていることでもあるのですね。
そして、ご自宅でもレッスンと同じクオリティのパンを作れれば
自信にもなりますし、何よりもご家族が喜んでくれるんですよね(^ ^)
娘のことからそんなことを改めて感じました。
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