昼下がりのビンカミノール

昼下がりのビンカミノール

新コロナ禍で自粛生活のつれづれに、思いつくままブログに書いています。
友人たちも時々投稿して楽しんでくれています。
観点が異なるので、多重人格と思われるかもしれませんが、
大丈夫です。
安心してください。

 夙川を遡ると紫の可憐な花が咲いていました。

 友人に調べてもらったらビンカミノール


 Vinca minor(ビンカミノール)
 和名 ヒメツルニチニチソウ
 花言葉は 優しい思い出

 常緑なことから不死のシンボルとされ、身に着けていると繁栄と幸福がもたらされると言われています
 ツル性で密集してたくさんの花が咲く姿を、子供たちが手をつないでいる姿になぞらえて「友情」という花言葉もあります
 コロナ禍で厳しい日常を過ごされている皆さんと、ブログを介して手をつなぎ励まし合う姿をイメージしてこのタイトルをつけました。

 皆さんからのご意見をいただきながら、新コロナ禍に負けない楽しいブログにしていきたいと思います。


 



                                                            

 6月に入った一日、京都平安神宮の神苑に花菖蒲を見に行きました。

 折悪しくというか、折よくというか、小雨が降ったり止んだりのお天気。

 日曜日の割には人出も少なく、小雨に濡れる青葉若葉は生き生きとした生命力に

 満ちているように見えました。

 

 

 

 

 

 西神苑の花菖蒲は今が見ごろと美しい色合いで咲き誇っていました。

 

 

 

 

 

 

 

 飛び石伝いの臥龍橋を渡るのがベストポジション。

 

 

  (臥龍橋)

 

 中神苑の燕子花はまだまだの様子。

 睡蓮が綺麗に咲いていました。

 コウホネの黄色が印象的です。

 

 

  (コウホネ)

 

 東苑ではツツジを手前に尚美館と泰平閣が落ち着いた姿を見せています。

 

 

  (泰平閣(左)と尚美館 遠くに将軍塚)

 

 東苑の借景となっている遠くの小高い丘(山)の頂上に小さく見える建物は、

 将軍塚の青龍殿です。

 青龍殿は麓に立つ門跡寺院青蓮院の飛び地に立つ建物で、国宝の青不動が有名です。

 

 東苑を巡るころには雨脚が激しくなり、皆一緒に泰平閣で雨宿り。

 この雨脚では予定されている平安神宮の薪能もロームシアターに変更だろうと思ったところ、  薪能の始まる夕方6時ごろには雨もほとんど上がり薪能は挙行されました。

 

 昨年は大雨でロームシアターでの開催を余儀なくされたので、今年は絶対外で薪能をやるという関係者の強い思いが天に通じたようです。

 小雨が降ったり止んだりのお天気の中、高知県の仁淀川に行ってきました。

 この川は渓流を遡って行くと、鮮やかなコバルト色に水の色が変って行き、仁淀ブルーと言われています。

 

 水神の化身とされる大蛇伝説のある神秘的な「にこ淵」をまず訪れました。

 

 100段ほどの階段を下りてゆくと、水量の豊かな滝壺が深緑色の静かな水面を見せていました。

 季節や天候、時間によってその色は変わっていくようです。

 見飽きることのない静かな雰囲気です。

 

 

  にこ淵

 

 次いで40分ほど離れた安居渓谷を訪れました。

 渓谷沿いに遡って行くと、「水晶淵」が現れます。

 水の透明度は高く、コバルトブルーの淵が広がっています。

 これぞまさしく仁淀ブルーです。

 

 

 

 

  安居渓谷 水晶淵

 

 水晶淵に流れ込むのは砂防ダムからの水と「背龍の滝」からの透明な水です。

 

 

   背龍の滝

 

 背龍の滝は高いところから落ちる水が中ほどの岩盤で一気に広がり、まるで龍の背中の鱗を思わせます。

 少し前に京都高島屋で田中達也のミニチュアライフ展をやっていました。

 柔軟な発想に驚かされました。

 ミニチュアの世界を暫し楽しんでください。

 

 

 

 

 

 ノートの街

 

 

 トイレットペーパーのスキー場

 

 

 ビュッフェキッチン

 

 

 お菓子の街

 

 

 稲刈り

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ボタンの花園

 

 

 

 

 

 

 CDの街

 

 

 バインダーのプール

 

 

 ロッククライミング

 

 

 パンの牧場

 

 

 

 

 発想の豊かさに驚かされます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今年も夙川公園は桜の季節になりました。

 

 

 

 

 

 一時の寒さから急に暖かくなったため一斉に咲き誇り、ここ数年では一番の見事さです。

 

 

 

 早朝から人がちらほら見え始め、帰るころには7時前だというのに大勢の人でした。

 

 

 

 

 

 西行が桜をこよなく愛し、

 願はくは花の下にて春死なむその如月の望月のころ

 

 と詠んだ気持ちが良く分かります。

 

 

 

満開の桜の木々を見ているとその美しさに圧倒され、桜には精霊が宿っているかのようです。

 

 

 

 西行と言えば待賢門院との恋が思い浮かびます。

 その待賢門院と白川上皇との関係が崇徳上皇の悲劇を生み、保元の乱に繋がっていくことを考える時、人の想いの罪深さを感じます。

 

 

 

 崇徳院の悶死の後、讃岐の白峯陵を訪れその霊を弔った西行は桜の花を見てどんな思いだったのでしょうか。

 

 

 

 花筏と呼ぶには早すぎますが、ひとひら川面を流れてゆきます。

 

 

 

 マルーンカラーの阪急電車が夙川沿いの桜並木の中を通ってゆきます。

 

 

 

 有川浩の阪急電車にこのような情景があった気がします。

 

 公園ではラジヲ体操が始まりました。

 

 

 

 桃の花も咲きました。

 

 

 

 ビンカミノールも綺麗に咲いてくれました。

 

 

 

 

 

 黄梅ソケイも綺麗です。

 

 

 

 満開の桜を見て今年も元気になりました。

 

 

 地下鉄東西線の蹴上駅を出発。

「ねじりマンボ」と呼ばれる赤レンガ造りのトンネルを潜りインクラインに進みます。

 

 

  ねじりマンボ(斜めのトンネルの意)

 

 桜にはまだ早く、満開の時期には人混みでごった返すインクラインも人影もまばら。

 

 

  インクラインの桜並木

 

 桜もようやく芽吹き始めたようで、冬が温かかったため今年は開花時期が早まると期待されていましたが、ここの所の寒さで例年通りの開花になりそうです。

 そんな中で一本だけ咲き始めた木がありました。

 

 

 

 

 

 若葉が赤く花と同時期なので、オオヤマザクラかも知れません。

 どなたか桜に詳しい方、教えてください。

 

 蹴上という地名の由来となったと伝わる義経地蔵。

 

 

 

 ここは本願寺の水源になっています。

 

 

 

 インクラインを進み大神宮橋を渡り日向大神宮の参道を10分ほど登ると日向大神宮の鳥居が出てきます。

 

 

  大神宮橋

 

 京都で最古の神社と言われ内宮の主神は天照大御神。

 

 

  日向大神宮

 

 

  日向大神宮内宮

 

 参拝をして山道を登って行くと尾根筋に出ます。右に行くと伊勢遙拝所がありそこから伊勢神宮を遙拝することが出来ます。

 

 

  道しるべ(右 伊勢神宮遙拝所 左 京都トレイル)

 

 大文字山へはそこを左に折れ、滑りやすい露岩帯を登って行くと峠に出ます。

 そこは七福思案所と呼ばれ、七方向からの道が合わさっています。

 

 

  七福思案所 (大文字山へは右の赤い横断幕の下の道を行く)

 

 赤い横断幕の下を進むのが大文字山への登山道。

 南禅寺や山科に下りる道も合流しているので間違えないようにしたい。

 

 インクラインからこの七福思案所までは参拝時間も入れて30分。

 

 そこからは所々山科が見え、快適な山道が続きます。

 

 七福思案所から一時間の登りで、大文字山四辻に出る。

 京都トレイルはそこを左に折れ、哲学の道の方に下るが、そこを真っすぐ10分ほど登ると大文字山山頂に到着。

 

 

  大文字山山頂

 

 途中粉雪が舞い始め山頂では本格的な雪に変わった。

 

 

 

 

  白い小さな粉雪が吹雪いているのがみえるでしょうか

 

 三月の下旬とは言え、この時期の天候の変わりやすさは要注意です。

 低山の方がみぞれ交じりになってくるので、却って危険な場合があります。                    

 

 山頂からは京都の南半分が見え、遠く大阪のビル街が望めます。

 丸太を横にした椅子やテーブルがあるので昼食休憩には格好の場所です。

 

 

 

 そこから下ること30分で、大文字の送り火で有名な大の字の中心部に出ます。

 意外と急な坂道があり、登りより下りの方が脚力が必要です。大の字からの下りも含め

昔の若者は登山用のスティックがあった方が安全です。

 

 大の字の中心部からは、大の字の右の払いの階段を下り急な山道を霊鑑寺の方へ下りました。

 途中、法然院や銀閣寺に下りる道もあり、迷わないようにしたいものです。

 霊鑑寺は後水尾天皇が創建された門跡尼院で、哲学の道の東になります。

 

 蹴上から霊鑑寺までゆっくり休憩を入れ3時間半の快適なトレッキングでした。

 

 折よく四条河原町の高島屋で「上村松園の三代展」をやっていたので覗いてみました。

 

 

 

 四条河原町の裏通りに「築地」という昔からのクラシック喫茶店があります。

 アンティークな家具に囲まれた雰囲気の良い喫茶店です。

 山の疲れを癒すにはクラシックを聞きながらの珈琲が一番です。

 惜しむらくは、禁煙ではなく分煙もしていないのが残念です。

 

 

  「築地」(お客さんが写らないように一部分だけ)

 

 煙草の煙を気にしない方は一度訪れてみてください。