昼下がりのビンカミノール

昼下がりのビンカミノール

新コロナ禍で自粛生活のつれづれに、思いつくままブログに書いています。
友人たちも時々投稿して楽しんでくれています。
観点が異なるので、多重人格と思われるかもしれませんが、
大丈夫です。
安心してください。

 夙川を遡ると紫の可憐な花が咲いていました。

 友人に調べてもらったらビンカミノール


 Vinca minor(ビンカミノール)
 和名 ヒメツルニチニチソウ
 花言葉は 優しい思い出

 常緑なことから不死のシンボルとされ、身に着けていると繁栄と幸福がもたらされると言われています
 ツル性で密集してたくさんの花が咲く姿を、子供たちが手をつないでいる姿になぞらえて「友情」という花言葉もあります
 コロナ禍で厳しい日常を過ごされている皆さんと、ブログを介して手をつなぎ励まし合う姿をイメージしてこのタイトルをつけました。

 皆さんからのご意見をいただきながら、新コロナ禍に負けない楽しいブログにしていきたいと思います。


 



                                                            

 ひらひらとつくもをぬひて落花哉 虚子

 

 これは京都は東山七条の智積院の庭の句碑に書かれた高浜虚子の俳句です。

つくもとは高さ1~2mの池沼に生える多年草で、かつて智積院の池端に沢山生えていたようです。

 

 

  (虚子の句碑)

 

 虚子は正岡子規の弟子ですが、多くの名句を残しています。

 白牡丹(はくぼたん)の名句として必ず紹介されるのが、

 

 白牡丹といふといへども紅ほのか 虚子

 

 智積院の庭園は利休好みの庭と伝えられ、中国の廬山をイメージして造られています。

 

 

  (利休好みの庭)

 

 自然石のみを用いて深い山の幽遠さを出しています。

 

 この寺は桔梗の名所ですが、京都の中心部から少し離れていることもあり、観光客は少なく却って静かに桔梗やその庭をゆっくり鑑賞することが出来ます。

 

 

  (桔梗)

 

 桔梗はこの寺の寺紋にもなっています。

 

 

  (智積院軒瓦の桔梗紋)

 

 近くには国立博物館や三十三間堂があるので、訪れてみるのも良いと思います。

 

 

 京都建仁寺両足院の半夏生は今年も綺麗に咲きました。

 

  

  (建仁寺両足院の書院前庭)

 池の周りに半夏生の白が良く見えます。

 

 暑さのせいか、昨年より早く盛りが過ぎようとしていました。

 

 

 

 白い花と思しきものは葉で、この時期になると白く変色し美しい姿を見せてくれます。

 

 

 

 海外から一時帰国した友人を案内しました。

 葉と聞いて驚いていた友人も、よくよく見ると葉ですねと納得。

 

 半夏生は半化粧とも書かれ、開花の時期になると周りの葉が白く化粧したようになり、開花が過ぎるとまた緑に戻ります。

 

 

 

 白い葉のうてなの中に観音菩薩がおられるようにも見えます。

 

 池の畔観音様の見え隠れ

 

 

  (半夏生のうてなに佇む観音菩薩)

 

  

 6月に入った一日、京都平安神宮の神苑に花菖蒲を見に行きました。

 折悪しくというか、折よくというか、小雨が降ったり止んだりのお天気。

 日曜日の割には人出も少なく、小雨に濡れる青葉若葉は生き生きとした生命力に

 満ちているように見えました。

 

 

 

 

 

 西神苑の花菖蒲は今が見ごろと美しい色合いで咲き誇っていました。

 

 

 

 

 

 

 

 飛び石伝いの臥龍橋を渡るのがベストポジション。

 

 

  (臥龍橋)

 

 中神苑の燕子花はまだまだの様子。

 睡蓮が綺麗に咲いていました。

 コウホネの黄色が印象的です。

 

 

  (コウホネ)

 

 東苑ではツツジを手前に尚美館と泰平閣が落ち着いた姿を見せています。

 

 

  (泰平閣(左)と尚美館 遠くに将軍塚)

 

 東苑の借景となっている遠くの小高い丘(山)の頂上に小さく見える建物は、

 将軍塚の青龍殿です。

 青龍殿は麓に立つ門跡寺院青蓮院の飛び地に立つ建物で、国宝の青不動が有名です。

 

 東苑を巡るころには雨脚が激しくなり、皆一緒に泰平閣で雨宿り。

 この雨脚では予定されている平安神宮の薪能もロームシアターに変更だろうと思ったところ、  薪能の始まる夕方6時ごろには雨もほとんど上がり薪能は挙行されました。

 

 昨年は大雨でロームシアターでの開催を余儀なくされたので、今年は絶対外で薪能をやるという関係者の強い思いが天に通じたようです。

 小雨が降ったり止んだりのお天気の中、高知県の仁淀川に行ってきました。

 この川は渓流を遡って行くと、鮮やかなコバルト色に水の色が変って行き、仁淀ブルーと言われています。

 

 水神の化身とされる大蛇伝説のある神秘的な「にこ淵」をまず訪れました。

 

 100段ほどの階段を下りてゆくと、水量の豊かな滝壺が深緑色の静かな水面を見せていました。

 季節や天候、時間によってその色は変わっていくようです。

 見飽きることのない静かな雰囲気です。

 

 

  にこ淵

 

 次いで40分ほど離れた安居渓谷を訪れました。

 渓谷沿いに遡って行くと、「水晶淵」が現れます。

 水の透明度は高く、コバルトブルーの淵が広がっています。

 これぞまさしく仁淀ブルーです。

 

 

 

 

  安居渓谷 水晶淵

 

 水晶淵に流れ込むのは砂防ダムからの水と「背龍の滝」からの透明な水です。

 

 

   背龍の滝

 

 背龍の滝は高いところから落ちる水が中ほどの岩盤で一気に広がり、まるで龍の背中の鱗を思わせます。

 少し前に京都高島屋で田中達也のミニチュアライフ展をやっていました。

 柔軟な発想に驚かされました。

 ミニチュアの世界を暫し楽しんでください。

 

 

 

 

 

 ノートの街

 

 

 トイレットペーパーのスキー場

 

 

 ビュッフェキッチン

 

 

 お菓子の街

 

 

 稲刈り

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ボタンの花園

 

 

 

 

 

 

 CDの街

 

 

 バインダーのプール

 

 

 ロッククライミング

 

 

 パンの牧場

 

 

 

 

 発想の豊かさに驚かされます。