6年のまとめ、後半+後輩にあてて | あれちくブログ

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あれちく、こと帯広畜産大学競馬サークルAllez_chikudaiです。
中央競馬からばんえい競馬、また、馬に近い環境を生かして身近なかわいい馬の紹介まで、毎週更新を目標に発信していきます!

さて後編ですv[゚~゚]V

15〜16年度、3代目代表のそーちゃんは求心力と人脈の男でした。彼の代は人数が多めで、しかもみんなよく活動に来てくれる子たちでした。たぶん運営の安定感はこの代が一番だったんじゃなかろうか。
初代のすーさんは後輩によく慕われていて、(わたしもめーーっちゃ慕ってたしな)うまく後輩を使って運営できるタイプでした。2代目のDKくんはなんかよくわかんないけど本人が有能だからほとんどひとりでなんでもこなしちゃって、部員への仕事の割り振りもうまいことやって気がついたらなんとかなってる感じの運営。で、3代目そーちゃんは彼より先に周りの同期の子たちがあれやろうかこれやろうかと先回りして支えてくれる感じで(本人が無能なわけでは全くないよ!)、彼の強みはそういう周囲固めができることでした。あと情報発信が得意でしたね。たくさんブログを更新してくれました。いやー、代替わりのたびにいろんな運営してて面白い。

そーちゃんの代では大学入学前からの人脈を使って牧場見学ツアーなんかをやってくれたりしていました。そして、なんかそのころから人数がな……すごいことになりはじめたよな……
新歓時期にギャンブル色控えめで明るい感じで「合宿あります!牧場いけます!おうまさんかわいいね!」系の宣伝をしていたら女の子の新入部員がやたら増えだしちゃって。いいことではあるんですけど。
新歓にしろほかのイベントごとにしろ、人数多くてまず移動が大変だし移動したあともできることが限られるしで、大変でしたね。これを回していた幹部メンバーのチームワークには感服するばかり。
しかも初心者が多いので、それまでみたいなガチ勢メインの運営ではうまくいかない。それまでだったら、何も言わなくてもみんな勝手に競馬見るし行くし馬券買うし盛り上がるし、という感じでしたが、ここからは、声をかけなきゃ、見かたを教えなきゃ、(ドン引きさせないように程度をわきまえながら)引き込まなきゃ、という方向になってきたわけです。難しいよね……というかわたしそういうのすごく苦手だったからぜんぜん助けになれなかったね……ごめんね……

この年の合宿()では、事前に本寺さんに障害を作っていただいて人間ばんばをやったのがかなり印象的でした。正直直前までやりたくなさしかなかったんですが(しかも雨で足元ぐちゃぐちゃだったし!)、あれはとってもよいイベントでした。このとき新聞記者のゆかさんに取材していただいて、ゆかさんと後輩たちが喋っているのを見て、おおーっ!という気持ちになって書いたのが「動物福祉とばんえい」後編のです。そういえばわたしこんなシリーズ書いてたこともあったわ……①~④も当時大学にいた先生とか現役で馬を使役している人たちに協力いただいたりしてわりとがんばったシリーズだから読んで。

内容被ってもかまわないから、今後もこういうの書いてくれる人がいたらいいなあ。ちなみにゆかさんがそれに反応して書いてくださったブログはこっち。ありがとうございました。

さて、代替わりして4代目(2016-2017)。わたしは大学院に進学。どんどん影の薄いみまもりおばさんになっていきます。どうでもいいのですが、たぶんこの代から!何故かはよくわからないのですが、Allez_chikudaiの略称がひらがなの「あれちく」からカタカナの「アレチク」に切り替わっている雰囲気があります。ちなみにあれちくって最初に言い出したのは一番最初の代の先輩であるよしおさんです。蟹、よしおさん大好き!(不要な情報)


4代目代表りんちゃんは研究室が近いこともあってなにかにつけて相談に来てくれたり愚痴こぼしにきてくれたり愚痴きいてくれたり、みまもりおばさんのわたしに懐いてくれたとてもかわいい後輩です。その贔屓目を差し引いても、彼の「いつも楽しませてもらっている競馬の発展に自分も寄与したい、可愛がってくれる競馬場のみなさんに恩を返したい」という気概と実行力には、それまでの代表陣に全く引けをとらないパワーを感じました。彼も大学院に残るようなので、きっとこれからもなにかやってくれると期待しています。

4代目幹部たちはたぶんそれまでで一番濃い競馬ファンの集まりでした。とにかく競馬が好き。気がついたら毎週のように門別行ってる。わたしそういうの大好き。なので、予想企画や動画配信で活躍が多い印象がありました。幹部になる前からブログの更新とかたくさんしてくれていましたね。あとみんな喋るのが上手い。下手だったのが上手くなった、というのもありますが、上手い。すごい。成長力?の面で一番感動してるのは入部当初「歩く粗相」とまで言われていた古川。古い記事漁ってたら金髪のときの写真出てきて笑っちゃった。彼、最初は常用漢字も読めない有様でしたが、トーク力とかすごい勢いで向上しててほわーって思ったし、あとなにしろ粗相が少なくなったのでこのころになると学外の人を交えた集まりとかにも行かせられるようになりました。あと関係ないけど彼には優駿スタリオンまでロジユニヴァース見に連れてってくれたのをめちゃくちゃ感謝しています。一生の恩。彼は今春から競馬系メディアでお仕事するそうです。活躍を祈っています。

しかし、そんな濃いメンバーでしたが、みんな自分のやりたいことしかやらないので、残りの雑務や企画運営はほとんど代表のりんちゃん一人でやっていた印象も。一人で合宿のプログラムを全部組み直して関係各所に交渉に行ったり、わたしが競馬場で拾ってきてぶん投げたネタ(2017おびひろ馬の日にて出店)をみごとに完遂してくれたり、その合間にサークル誌の発行もやったりと大変そうでしたが、こうやって書き出してみるとりんちゃんほんとすげえ…すげえよ…

というかこれ何回でも言いますけど、前述の「馬の日」のイベント内容、子ども達に髪飾りを作ってもらってそれを競走馬につけて出走してもらうって、その発想天才すぎません?で、広報さんたちだけでなく調教師のみなさんや騎手の方たちの協力をきっちり取り付けてくる実行力もすごいし、しかもこれまたわたしが無茶振りしたんですけど、地域貢献活動ってことで大学から補助金まで取り付けたんですよ。申請書やら企画書やらプレゼンやらをぜんぶやりきったの、ほんとうに尊敬します。

ちなみにこのころわたしは、卒論修論研究の合間にあれちくでできた縁をフル活用してばん馬の研究を行い、学会発表して賞もらったりしてました。これもあれちくのおかげですね……

そして代替わり。5代目!
……ごめんあんまり活動行ってなかったからなにしてたかあんまり覚えてない……当時代表のししょーがなんかすごい多忙なのになんでもかんでも自分ひとりでやろうとしてて不器用め……って思ってたことしか覚えてない……
覚えてないから2017-2018年のころのわたしの自慢するね。
前述もしましたがわたし卒論修論の牛の研究と並行してばん馬の研究やってて、いちど学会で発表賞とったりもしてたんですが、ちょうどこの2018年ころに同様の内容を論文にして投稿したのが受理されたり(ヤッターー!)、さらに内容を付け加えて、研究室の先生に出たいよ〜!ってわがまま言って日本ウマ科学会で発表させてもらったんです!
わたし高校のころは獣医になりたくて、獣医としてウマ科学会に出たいなって夢みてたんですが、獣医落ちて畜産に入って、研究室の本業は牛で、もうこれ無理だな……って思っていました。
でも、なんか出れた!しかも先生が参加費とか交通費とか研究費から出してくれた!神様!!
ってなったりしたので、夢ってそのままの形ではなくても諦めなければ案外叶うものです。そもそも競馬サークルを作る側の立場になってこんなに楽しく活動できてたこと自体、夢が叶ったどころか見てた夢超えた感があるんだけども。

2018からの6代目の今、あれちくはまたがっつりめな競馬ファン多めのサークルに回帰しつつあるような雰囲気です。代表のしものくんが熱心にLINEで予想を集めたり競馬場に通ったりしてくれてるのはとっても頼もしい。きっとわたしたちがいなくなったあとの春以降も精力的に活動してくれるんじゃないかと期待しているし、脇で支えるメンバーもしっかりしている印象なので、おだやかな気持ちで立ち去ることができそうです。


さて、わたしの卒業をもって、あれちくは創設期のメンバーが完全にいなくなったことになります。でも、継いでほしいこと、忘れないでほしいことはあまり多くありません。だいたいのことは、初代の代替わりのときにすーさんがブログに書いてくれています。引用してもいい?いいよー!
というわけで引用させてください。


『集まってくれたメンバー、活動の際にご協力していただいた多くの方々にこの場をお借りして感謝申しあげます。ありがとうございました。これからは後輩たちが主となってこのサークルは運営されていくわけですが、自分の想いを全部引き継いでもらおうなんて全く思っていません。
後輩たち自身の肌で感じ、考えたことを元に活動をしていってもらいたいと思います。
その中でばんえい競馬の魅力に気づき、発信していきたいと考える後輩がいてくれれば、自分としては嬉しいです。ただ、後代にも引き継いでもらいたい精神があるのでそれを伝えるとともに挨拶とさせていただきます。「まずは自分たちが楽しむ。そうすれば魅力的なサークルになる。そうすればもっともっと楽しくなる。」
どうぞこれからもAllez-Chikudaiをよろしくお願いします。』


ハーッこれです……こういうことです……
ばんえいの魅力を発信とか競馬の役に立てるようにとか、まあ大事なんですけど、それよりまず競馬たのしーっ!って思ってほしい。
わたし、部員たちが競馬の話をして盛り上がってるのを見るのが本当に好きでした。競馬場のひとたちの役に立てたり広報みたいな活動するのもとても楽しかったし意義深いことですが、それよりも部会や飲み会でわいわい中央やらばんえいやら南関やらの話をしているとき、みんなが競馬の話をして騒いでるのを見てるときのほうが、「あれちくができてよかった……入ってよかった……」って思っていました。その環境の尊さに感極まって飲み会抜けて泣いたこと数知れず(さすがに話盛りました、2回くらいだな)。そもそも最初はそれが目的でサークルに入りたかったわけですしね。みんな、わたしの夢を叶えてくれてありがとう。



だから(?)、みんなも楽しんでね。
楽しんで、やりたいことをしてください。それが部外のひとたちに喜ばれるようなことならなおよいし、そうでなくても、わたしはみんなのことをとてもいとおしく思っています。まあね、借金とかはね……正直やめてほしいけどね……

書こうと思ったらまだまだいくらでも書けるのですが、もう前編と合わせてここまでで1万字になっちゃいました。もうこれ以上書いても誰も読まないだろうし、そもそもこの時点でここまで読んでくれる人どれだけいるんですかね?

名残惜しくはありますが、このあたりで6年間の振り返りと後輩へのメッセージを締めさせていただきます。
じゃあね!