日本に働いていたころは、結構毎日しっかりとランチを取っていた。もちろんコンビニのおにぎりとおみそ汁、ということもあったが、ほとんどの場合、何かを買ったり、店屋物を頼んだり、職場の外へ出かけたりしていた様な気がする。特に懐かしいのは、職場のすぐ近くの蕎麦屋さんと、名前は忘れてしまったが、950円のランチスペシャルにおいしいアイスコーヒーつけて出してくれたレストラン。


そういうわけで、オタワで仕事を始めたばかりの頃、みんなどんなふうにランチを取るのか興味があった。私のオフィスは町の中心街にあるので、もちろんレストランもいっぱい。これから、新しいレストランや穴場スポットをいろいろ開拓できるなーと楽しみでもあった。


実際仕事をはじめて発見したことは、こちらの人たちはランチはとても簡単にすませるということ。半数以上のスタッフのランチは「ゆうべの残りもの」。タッパーに入れて、職場の冷蔵庫に入れておいたものを、ランチタイムにチンしている。上級者になると、サラダ用の野菜をスーパーのレジ袋に入れて、そのままドンと冷蔵庫に保存し、ランチタイムはそれをちぎってパパーっとサラダを作って済ませている。もちろんマイ・ドレッシングもしっかり何種類か冷蔵庫に入れている。たまに、近くのファーストフード屋から何か買ってきて、それを食べている人もいるが、レストランに出かけて行って、ランチ・スペシャルを食後のコーヒーも含めてゆったりと、ということは皆無。


それでも、ランチタイムに外に出てみると、レストランはどこも繁盛している。オタワはカナダの首都ということもあり、政府官庁が集中している。レストランは、主にそこに勤める人たちに利用されているようだ。(この「政府に勤める人たち」に関しては、改めて、じっくりコメントしていきます。)


それでも、そういうことが分かる以前は、毎週金曜日は、当時ボーイフレンドだった今の夫と落ち合って、ランチをとっていた。そうすることにあこがれてもいたのだなあ…。でも、こちらでは恐怖の「チッップ制度」があるために、$15ドルのランチスペシャルも、その上に13%の税金(!)と15%のチップ(!!)を上乗せしなければならず、結局予想以上のダメージとなる。そのため、ランチ・デートは週一から月一へ、月一から3カ月に一回へと急激に減っていった。


いまでもときどき、日本にいたころのランチが懐かしくなる。



カナダの風に吹かれて











職場でコンピューターのファイル整理をしていたら、こんな画像を見つけました。毎年八月にオタワ市内で開催されるチャリティー・イベントに、うちのオフィスからもスタッフ数名が参加。これは去年のイベント。

最後の写真で、このイベントでこのグループが集めた寄付金の総額が出ています。MTCUというのは。Ministry of Training, Colleges, and Universitiesの略。オンタリオ州の州政府の省庁の一つ。私のオフィスは、このMTCUのEmployment Ontarioというプログラムを運営しています。ちなみに、二枚目の写真にちゃっかり写っている、韓国料理のレストラン、気になる~!

カナダの夏は、気温は30度まで上がるのだけれど、湿気がないのでとてもすがすがしいのです。みんな笑顔で楽しそう!!


$カナダの風に吹かれて


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4年前に今の職場について、まず驚いたのが退社時間。




日本で教師をしていた時はほぼ毎日10時間労働が当たり前だったし、一般企業だって同じだったのはず。4時の退勤時間はあくまで名目上のもので、それが厳守されることなんてなかった。




仕事初日。何もかも初めてで緊張しっぱなしだった私は、退勤時間の4時が近づいても、当然のごとく残業するつもりで、まだ机の上の書類の整理整頓などしていた。すると、「バーイ。また明日ー。」なんて言う声がちらほら聞こえてくる。それでも気にせず仕事を続けていると、私の直属のスーパーバイザーであるマイクがやってきて「もう時間だから。早く帰る支度しないと・・・。」と促された。




あたりを見回すと、誰一人として残業する気配はなく、みんなそそくさとコートを着て、オフィスを閉めてエレベーターに向かっている。びっくりしたのと、新米のくせに皆さんを待たせては大変と、大急ぎで支度をして合流した。




外に出てからも、しばらく何が起きたのか信じられない。キツネにつままれたような気分だ。うちのオフィスはオタワの中心街にあるのだが、周りを見ると、帰途につく人たちで、道はあふれかえっている。どうやらうちのオフィスだけではないらしい。




もちろん、欧米の人々が仕事とプライベートの区切りを尊重することは、日本にいるときからなんとなく聞いていたが、これほどあからさまだとは思っていなかった。もちろん、年度末などの追い込み時や、どうしても終わらせなければいけないプロジェクトがあるときなどは、残業することもあるが、それも年に2・3回あるかないか。日本人のワーク・エシックからしたら考えられないことである。




いいか、悪いかは別として、4時完全退社について、うちのオフィスに関してのみ言えば「労働組合」かからんでくるらしい。残業なんかしてもらって、余計な手当を払わされるのは困る、という感もなきにしてはあらず。




今では、8時の始業から4時まで、いかに時間をうまく使ってその日のノルマをこなすかということにフォーカスするようになっているし。仕事そのものに対する真剣さやインテンシティーも、教師をしていたころと変わらない。唯一違うのは、4時までに終わらせねばという焦りがあること。それでも、4時以降のを有意義に使える保証があるのはとてもありがたい。いま日本に帰って、以前のように仕事することになったら、きっと倒れるだろうな…。やっぱり軟弱になったかな、私も。

























今週オタワはとても寒い。極寒という言葉がピッタリ!

今朝の気温はマイナス20度。今日の最高気温は、マイナス16度。もう一度言いますが、これが最高気温。風が吹いたりして実際の体感温度はマイナス30度とのこと。私がオタワにきて以来、一番寒かった日は、数年前この体感温度がマイナス45度であった。北極か!

こういう寒い日に外に出るとどうなるか。まず、約5秒後に鼻毛が凍り始め、鼻の中がムズムズ。息を吸い込むと、あまりの冷たさに、肺が拒絶反応をおこして咳がでる。帽子を被っていても、おでこが出ていると、そこを中心に頭痛に似た痛みを感じ始めるのが約1分後。そして約10分後あたりから、自分の吐く息が上昇し、まつげにその水分が凍りつくので、歩いていて、いきなり片目があかなくなったりする。

要するに、外にでちゃいけないんだな、こういう日は。でも数年前のあの日、私は就職活動まっさなか。その日は大事な試験があった。寒風吹きすさぶ中、目、鼻、口以外のすべてを完全防備して、歩いていた。涙と鼻水でボロボロになりながら、南極探検隊に思いを馳せていた。

幸い今、私は暖かいオフィスの中で、クリームたっぷりのカナダ名物Tim Hortonsのコーヒーを啜っていられる。はあ…。

皆さんもどうぞ寒さには気をつけて。




$カナダの風に吹かれて

2日目の朝は、B&Bでの朝食から始まる。指定された場所に行くと、広いリビングにテーブルが3つほどおいてあり、先客もいた。お互い挨拶をして、私たちのテーブルに着くと、さわやかな笑顔の女性(ドイツ人オーナーの彼女でフランス人)が、早速お世話をしてくれる。フルーツにヨーグルトをかけ、その上にシェイブしたココナッツを散らしたものが、なんとワイングラスの中に入って登場。オシャレである。自家製というパンもとてもおいしい。オムレツとジャガイモのソテーが出て、コーヒー、ジュース、シリアル類はお代わり自由。夫も上機嫌で、昨日のパニックがうそのようである。


この日はオーナーがガイドを務める、ワイルドライフ・ツアーに参加することになっているので、集合時間と場所を確認して、トフィノの町の散策に出かける。トフィノは日本で言うと葉山や湘南といった具合なのだろうが、湘南ほど開けていないかも。山と海が入り組んだ葉山のほうが雰囲気は近いが、街を歩く人の年齢層はかなり若い。サーファーショップが軒を並べ、若者向けのヒッピーな感じのレストランやパブがある。



カナダの風に吹かれて


指定されたヨットハーバーのピアーで待っていると、オーナーがやってきた。私達の他にあと2組のカップルも参加するようだ。ツアーの主な目的はホエール・ウォッチングだが、もちろんクジラは「運」によるところが大きいから、バンクーバー・アイランドならではの、アザラシ、アシカ、ラッコ、などもフィーチャーされている。オーナーが運転するボートは3組のカップルと、オーナーでちょうど満員といったところ。こじんまりとしていて、私向きだ。もしクジラを発見した場合も、この人数なら、押し合いへしあいということにならないので、カメラを握る私は上機嫌だ。


バンクーバー・アイランドの周辺の海は、海流の関係でとても冷たいので、万が一の時のために重装備となる。名前は忘れてしまったが、オレンジ色のレスキュー・スーツというのだろうか、そういうものを着る。これを着ると、みんな太った消防士みたいだ。パンパンで身動きもままならないが、そのかわり海に落ちても沈まないらしい。


海に出ると、風も強く、レスキュースーツさまさまである。早速いろいろな野生動物たちが登場し、そのたびにオーナーがボートをとめ、詳しく説明してくれる。


常にオウオウやかましく、大勢で大集合しているのが好きらしいアシカ。ドッポンドッポン海に飛び込んだり、岩場に上がったりときりがない。みんなでかたまって、海面に胸びれと尾びれを出して、ぷかぷか浮いているグル-プもある。それに比べると、奥の岩場のほうで、静かに日光浴をしているのが性に合っているようなのがアザラシ。ツアーの後半では、生まれて初めて野生のラッコを目にすることができた。かなり遠かったが、カメラの望遠レンズをめいっぱいのばして、なんとか写真に収めることができた。


カナダの風に吹かれて



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そして待望のザトウクジラ(Humpback Whale)も発見!バンクーバー・アイランド周辺は、ホエール・ウォッチングがとても盛んなので、沖に出るに従って、ほかのツアー・ボートも目につくようになる。オーナーは無線でこうしたボートと連絡を取って、クジラの目撃情報を収集している。私たちが訪れた時期(春)には、ザトウクジラの他にコククジラ(Gray Whale)が多くみられるということであった。コククジラはおとなしいうえに、好奇心が強く、ボートに寄って来ることもあるので、捕鯨の対象として、絶滅寸前まで乱獲されてしまったらしい。残念なことである。私たちのツアーの間にも2~3頭で泳いで、しぶきを上げるコククジラを何度か見ることができた。


カナダの風に吹かれて


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私たちが参加したツアーは約3時間半ほどで、昼過ぎにはピアーに戻ってくる。少人数で、ケアのゆき届いたツアーが希望なら、このアドベンチャー・トフィノはぜひお勧め。夫がうろたえたB&Bだって、平均的なものから比べたら、部屋のグレード(新しさ、清潔さを含めて)といい、朝食といい、B&Bの中では上級レベルに入ると思う。そして何より、オーナーカップルの、押しつけがましくないけれど、細やかな気配りの感じられるサービスがとてもよかった。


http://www.adventuretofino.com/