18きっぷ旅。
大阪→東海道線→豊橋→飯田線→辰野→中央線→八王子→東京→横浜(相鉄東急直通線初乗車)→東海道新幹線→大阪
という計画。二泊三日。
大阪から東海道本線で豊橋へ来て一泊(省略)、そして豊橋から飯田線の豊橋6時00分(始発)普通天竜峡行きで小和田へ向かう。
豊橋駅の飯田線は概ね1番線ないし2番線。
駅のLED発車案内には「天竜峡行き2番線」とあり名鉄と2番線の間で待っていたら発車2分前になっても来なくて、ふと後ろを振り返ると東海道線のホーム4番線に天竜峡行き313系が停まっていて全速力で走って飛び乗った。
天竜峡行き2番線という表示だったと見えたんだかなぁ。
4番線から飯田線というのはかなりレアらしい。
これに乗り遅れたら豊橋で前泊した意味がなくなってしまう。
なぜならこの天竜峡行きのあと2時間以上小和田へ向かう列車はないから。恐ろしい話だ。
朝の6時始発の飯田線である。
こんな時間に飲むというのは夜勤明けだろうか。
仮に旅行なのだとしたらこの時間から飲んだらもう夜には10本はビールを開けることになるだろう。
これじゃ1日終わっちゃうよ。
俺なら飲むなら最低でも昼以降だな。
もし同業者が降りたら下手すると数時間同じ場所で過ごさなければならない。気まずい。
小和田は文字通りの秘境駅で周囲に人家はなく人里離れた場所。
一駅となりへは歩いてアクセスできない。
道が土砂崩れなどで寸断されていたりするからだ。物理的に無理。
心臓の鼓動を抑えつつ小和田駅でボタンを押して開けると案の定前方から40歳くらいの男が1人降りてきた。
こういう時のために別のプランを用意している。
車掌に「間違いました」と言って車内へ戻り、小和田を諦めて別の秘境駅を模索することにした。
小和田。
2023年の今日ではもはや秘境駅というより、メディアで取り上げられすぎて観光地と化しているようだ。
事前に動画サイトなどで小和田駅の様子を調べていたが、いつも2〜3人のマニアがホームにうろついているのが確認できた。乗車人員1日平均3人というのは信じられない。20人はいそうだ。
ということで数駅先の為栗駅で降りることにした。
(動画です)
小和田駅ほどではないがこの駅も秘境駅として有名。飯田線には秘境駅が多すぎて埋もれてしまっている。
7月の末の晴れた日なのに降りた瞬間涼しく感じた。
日陰がこれほど涼しいのはやはり都市部と比べて地形の差、標高の差、ヒートアイランドの影響がない、などいろいろあるんだろうけど。日向はそこそこ暑いが日陰に入るとクーラーが効いた部屋のように涼しい。
駅から少し歩くと吊橋がある。
ダムがあって周囲に山があるだけ。なんにもない。車道からも離れているので自動車の走行音もしない。
鳥や虫の声だけが聞こえる。小和田へは降りたことはないけど、ロケーションは為栗もなかなか捨てたものではないのではないか。
為栗駅から一駅豊橋側へ戻る形で平岡駅からへ徒歩で向うことにした。
Google検索で1時間半ほど。
小和田で3時間過ごす予定だったので全然時間的には余裕あり。
日陰だと涼しいと書いたがあいにく平岡までのこの道は川の西側にあたり、朝8時〜9時ごろはもろに日が当たる。
山道なので右左にカーブが連続するため時々日影に入るとオアシスのようにカラッとしていて涼しい。少し甘めのクーラー効いた部屋レベル。やはり都市部とは気候が違う。
水分補給のためアクエリアスの900mlを持参。がぶ飲みせず、あくまでこまめに。と小生学習しております。
その2へつづく