3月11日 東日本大震災から6年がたちました
亡くなられた方々へご冥福をお祈りいたします
また被災された方々へより一層の復興を願っています
震災の被害というのは甚大であり、6年経った今でも震災の影響を受け続けている方々(津波被害・原発被害など)がいらっしゃいます
十人十色さまざまな心境を抱えていらっしゃるかと思いますが、東京のメディアの捉え方というのは被災された方々の心境を反映できているのかどうかなんとも言い難い
一生懸命伝えようとしているのかもしれませんが、あくまで記者や編集者・プロデューサーの脳を通過した二次情報ですから、そこにそれぞれの人間の中にあるバイアスもあるだろうし、”こう映したい”という願望もあるだろうし、上司に怒られないようにとか、どうしたら視聴率が得られるのかとか、様々な思惑の中を通過してきた情報でしかない
そこには意図的にしろ無意識的にしろ”誰かの意思”というのが否応なく介在してくる
テレビひとつとっても、生の映像を放映しているわけだから嘘・偽りがないかというと決してそうではなく、フレーミング(どの被写体を映すか・構図・画角・編集など)によって自由自在です
震災のこと以外でもそうかもしれませんが、メディアから受ける情報に対する受け手側のリテラシーというのがこの6年でどれだけ進歩したのか
”マスゴミ”という言葉がありますが、インターネット上ではわりとマスコミの報道や視聴者に対する姿勢に懐疑的な姿勢の人たちもいる
そうしたある種斜に構えた姿勢とか、そこに表出される態度すべてが正しいとは思いませんが、少なくとも「メディア→視聴者」という一方通行の中で、少しもメディアの情報に対して違和感を持たない状況よりはまだいくらか多くの視点から物事を捉えることができているのは間違いない
”ネトウヨ”という言葉があります
ネット上に右翼的な思想を持っている一部の人物
あるいはそれに煽られた厨房など
でも僕は”ネトウヨ”というのは存在しないんじゃないかなと
意外とアレは実はその辺の普通の人なんじゃないかな
その辺でコンビニでバイトしたり、電車でスマホの没頭したり、新宿でデートしてるカップルとか、線路脇でカメラ構えてる人とか、パチンコで遊んでるオッサンとか・・・ ほんとその辺の普通の人だと思う
ネット上だけに右翼的思想を持った人間がいるというより、ごく一般の人間が誰でも匿名で顔が見えない状況で群がっていった結果として、表出されたものの一つに過ぎない
そうした意見が必ずしも正しいわけではないし、”そりゃちょっとあまりに凝り固まりすぎじゃないか”という場面も確かにある。弊害もある。
インターネットの普及によってデマが拡散したり炎上などの”正義感という名の免罪符を得た暴力”が現れたりする負の側面もある。
けど明らかに従来より多角的に物事を見聞きするチャンスは拡大しているし、そこには幸い貧富の格差というものは介在せず、貧しい家庭でもスマホは普及しているし、定職に就かない浮浪者でも漫画喫茶に入ればインターネットはやり放題
社会のかなり広範囲にその”多角的に物事を捉えられるチャンス”は浸透しているし、実際に見聞きしているはず
それは進歩といっていいのではないかと思いますが