私は学生時代、バイオサイエンスを専攻していました。
DNAレベルの実験が大好きで、遺伝子組み換え実験もたくさんおこなっていました。
そして現在も、本業では遺伝子レベルの研究に携わっています。
大学院時代はアメリカのモンサント社へ見学に行ったことも
大規模な畑や実験施設にときめいたことを覚えています
何も知らなかった学生時代・・・
作物の遺伝子組み換えって素晴らしい!って思っていました
でも今は、断固反対
なぜなら、発ガン性や内臓障害の危険性、生殖機能への影響が示唆されている から。
そして、安全かどうかの評価って本当に難しいのです!
なぜこんな恐ろしいことが起こるのか?
なぜ評価が難しいのか?
今回は私が遺伝子研究に携わって分かったことも含めてお話します
遺伝子組み換え作物は、2つの方法で作られています。
「バイテク情報普及会HPより引用」
こうやって目的の性質が得られた作物だけを選んで育てていくわけですが、
非遺伝子組み換え作物にはない、目的以外の性質まで持っている可能性はゼロではありません 。
そしてそれらの性質は何か、どのような影響があるのか、完全に調べることは不可能 です。
現在おこなわれている安全性試験の、内容も試験期間も不十分 です。
考えてみて下さい。
例えば、甘いものが大好きな方
「若い頃は大丈夫だったのに、中年になってからメタボを指摘され、糖尿病の診断もついてしまった」
若い頃から食べ続けていても、影響が出てくるのは何十年も後。
遺伝子組み換え作物だって同じことが言えると思います。
食べ続けて数十年後、私たちの身体に何が起こるのか?
害虫が食べると死んでしまう遺伝子組み換え作物。
安価な食品に使われている可能性が高いため、日常的に食べている人はたくさんいるでしょう。
虫がその作物を食べたら死ぬんです。
例え少量であっても、私たちも食べ続けたら肝臓や腎臓がやられたり、ガンになったりしそうですよね 。
ここまで長期の調査はおこなわれていません。
そして安全性試験は、遺伝子や作られるタンパク質レベルでの試験もおこなわれていますが、私の仕事での経験上その評価は難しいものが多いです。
白か黒かはっきりとしたデータが出れば良いのですが、クリアなデータは出にくく、そもそも評価方法もこれで良いのか?ってことも あったりします。
そんな作物を食べるだなんて気持ち悪くありませんか?
大切な人、愛する我が子に食べさせられますか?
今の日本で遺伝子組み換え作物を完全に避けるのは難しいですが、
添加物の多い食品や調味料は使わない、
100均の食品など安価なものは購入しない、
などちょっとした心掛けで極力摂らないようにすることはできます。
"私たちの体は、食べたものでつくられます"
このことを考えて、日々の食べものを選んでみてください