【それって子どものため?】子どものためは誰のため?勘違いしてはいけない。
こんにちは!子どもと大人のコミュニケーション、西澤です。子育てに関して今日は書きます。「子どものためを思って」という言葉をよく使う親御さんとお話した時です。その親御さんの子どもは「引きこもり」でした。話を聞いていく内に原因が見えてくるものです。子どものためを思って、を勘違いされている方が多くいらっしゃいます。それもそのはず、、、誰も教えてくれないですよね💦いくつか説明していきますね!●子どものためには、誰が思っている事か?子どもためにと、日々子育てをしていくのは親として必然的に思う事かもしれません。親として、「子どもに〇〇なように育って欲しい」と思うことは子育てにおいて重要な考え方と言えるでしょう。このような、「未来」に向かってのポジティブな考えで環境を整えていくのは良いことだと思います。しかし、「子どものため」が良くない事態を引き起こす事もあります。それは「過保護」や「過干渉」です。あれよあれよと世話を焼きすぎたり、口を出してみたり、禁止事項を増やしたり、まだ失敗も知らないのに、正そうとしたり、やりすぎは良くありません。「過保護」や「過干渉」は、親子の共依存を呼び、親は「私がいないとこの子はダメになる」と考え、子どもは「私は親がいないとダメだ」という考え方になり、お互いがお互いに依存し合う関係になってしまいます。「子どものために」と親が思っていることは、実は、「私がそうしないと納得出来ない、可哀想」などの親側が思っているだけに過ぎないのです。●時として、「子どものために」は「あなたはダメだ」というレッテルを貼る「子どものために」思う事自体はとても良い事だと思いますが、前述の通り、「過保護」や「過干渉」になると「子どもため」ではなく「親自身のため」になってしまいます。では、どうして「過保護」や「過干渉」が子どもをダメにしてしまうのでしょうか?子どもの可能性を奪ってしまうのでしょうか?例えば、100点を取って、親に大喜びで見せました!すると親は、「100点取るなんて凄い!全部分かったのね」「今日はご褒美に〇〇に行こうか」など、言葉にしていませんか?これは「子どものため」を思っての言葉、当たり前のような会話かもしれません。しかし、このような言葉をたくさん受けた子どもは、成長するに当たり、逆の意味合いも感じ取るようになります。「100点が取れないとダメ」「100点以外は報告しないでおこう」「良い点数出ないと、ご褒美が貰えない」「悪い点数を取ったら絶対ダメだ」「頭が悪い子になったら親から見放される」上記のように感じ無い人もいますが、特に「繊細」さんのように感性が高いお子さんだったり、「真面目」な気質のお子さんだったら、上記のように「逆」の意味合いも感じ取ります。プロセスを褒めることを意識しましょう!●「子どものために」と「子どもがすべき事」を使い分けよ「子どものために」は全く悪くもなく、とても良い、自然な感情かと思います。では、「過保護」「過干渉」にならないためにはどうしたら良いか。それは「子どもがすべき事」を考える事です。子ども自身が選択出来るもの、行動すべき事などを思い浮かべるといいと思います。簡単な例で言うと、「進路」などです。親が行く訳ではないのに、親の経験や考えから「子どもために」と思い、ついついたくさん口を出したくなります。子どもにはいい学校へ、良い社会人になってもらいたいという気持ちからでしょう。しかし、それは親が思っているだけで、子どもはそうは思ってい無い可能性があります。子どもが自分ですべき事、を親が取ってしまっては、子どもが成長、学べる機会を失ってしまいます。「子どもがすべき事」=「自分(子ども)だけの経験」親は、子どものためを思い、「環境」を整える事に注力すれば良いというのが、私自身の考え方です。⬛︎まとめ「過保護」や「過干渉」は自ら気付くことは、実は難しいのです。他人やカウンセラーから言われて初めて気付きます。子どもと親、共に「共依存関係」が成り立ってしまっているので、自分の行動が相手を苦しませているとは気づきにくいですね。しかし、気づいたら「必ず」それは治せるのです!人間って凄いですね。もし、「過保護」かな?「過干渉」かな?と思ったら、カウンセリングをおすすめします。こちらから、まずは相談を!親子のカウンセリングなら子供と大人のコミュニケーション | 心が軽くなるよう丁寧にサポート不安やお悩みに向き合う時間 子育て経験のあるカウンセラーが対応。対面やオンラインでカウンセリングを行い、心のストレスを軽減します。ご相談に寄り添い、心が軽くなるようお手伝いします。お気軽にご相談ください。communication-nayami.com子どもと大人のコミュニケーション西澤