旧東海道をあるく11【名古屋〜豊橋編】 | 映像のチカラで日本を元気に!ロケたび日記 by ロケ地ラボ 

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皆さんこんにちは!


旧東海道をただひたすら歩いて聖地巡礼するこのコーナー。

ここしばらくは東京から下りを富士市まで歩いてきましたが、

今回は趣向を変えて。

大阪から東を目指してやってきた名古屋を出て、さらに東に向かいます。


前回の記事はコチラ。もう3年も前のことなんですね!


さて、名古屋の東海道の拠点、「宮(熱田神宮)」からスタート。前日は大阪で仕事で、名駅前のビジネスホテルに泊まり、早朝から歩き始めました。


レトロな商店街が良い雰囲気。


そのまま名鉄名古屋線に沿って歩く今回のルート。呼続(よびつぎ)の町は旧道が綺麗に整備されています。


本笠寺駅からほど近い、参道の先にあるのは、笠寺観音さん。由緒ある街道沿いのお寺です。


鳴海駅近くに差し掛かると、鳴海宿本陣跡。気持ちの良い街道筋が続きます。


そして、有松の町にやってきました。名鉄有松駅からすぐ。日本遺産にもなっている、有松絞りの町ですよね!

絞りの暖簾がいい感じですねー。


ちょうどお祭り前で、山車の準備に忙しそうでした。


そして、左京山のちょっとした峠道のようなところを越えると、あの有名な桶狭間古戦場跡。まさに戦国時代の「聖地」とも言える場所ですよね!

小学校の歴史の授業で、先生の語りと共に強烈な印象だった桶狭間。勝手に「窪地(谷底)」のようなところかな、と思っていたら、逆に小高い丘のような感じでした。

やはり、実際に来てみないとわからないですね!


実は名鉄中京競馬場前駅から近いです。


あたりには、古戦場近くらしいこんな地名も。


名古屋市を出て豊明市を通り、知立にやってきました。鳴海以来の宿場町です。


「池鯉鮒(知立の旧名)のあんまき」は、江戸時代発祥の有名なお土産。仕掛人もよく買って帰ります。



知立から安城へ。安城市内には、立派な松並木が今でも続いています。


矢作川を渡ると岡崎の町に入ります。八丁味噌の香りが。



岡崎といえば、そう、昨年の大河ドラマ『どうする家康』の舞台、徳川家康ゆかりの地ですよね。


岡崎城と家康さん。


ここを訪れた2023年には、城内に大河ドラマ館がオープンしていました。


岡崎では、名物八丁味噌を使った「味噌煮込みうどん」が絶品!堪能しました。


岡崎からは、乙川沿いを進みます。


名鉄藤川駅近くには、藤川宿


そして、本宿(もとじゅく)へ。ここまでが岡崎市。


旧本宿村役場は、なかなか素晴らしい建物。


家康が手習いしたと伝えられる、家康の聖地法蔵寺


峠道を経て、国道1号線と名鉄は長かった岡崎市と別れて豊川市に入ります。


下りたところが赤坂宿。旧道沿いに静かな街並みが残っています。


そこから続けて御油(ごゆ)宿。間には御油の松並木が。ここは見事!


御油、国府(こう)の町を抜けると、豊川放水路を渡り、いよいよ豊橋市へ。豊川放水路にかかる旧道の橋には歩道がなく、歩く旅人には少し厳しいルート。


そして、豊川を渡る橋は、その名も「豊橋」!


ここに来て、ああ『さらば豊橋』に出てくるあの橋ね、と言える方、早起きさんですね!

NHK・Eテレで平日朝放送中の『0655』で放送された「おはようソング」に出てくるロケ地なんです。

後ろに見える豊橋市役所も映ってます。


この時は、ロス・プリモスの歌で「とよはしに、とよばし〜♪」と歌うのですが、実際に橋の欄干を見ると、「とよはし」と濁らない表記が。どうも「とよばし」でも「とよはし」でもどちらでもOKなんだそうです。勉強になりました!

(正式には「とよはし」らしいのですが、地元では橋の名を「とよばし」と呼んでいるようですね)



そこからはかつて路面電車が走っていた広い道を歩き、久しぶりのJR東海道線の駅、豊橋駅に到着。


ここ豊橋は、最近映画やドラマの撮影誘致が盛んに行われている「映画、テレビの街」なんです。

最近でも、ドラマ『ルーズヴェルト・ゲーム』『陸王』そして『VIVANT』、さらに映画『異動辞令は音楽隊!』など。

NHKの連続テレビ小説『エール』では、主人公の妻である、二階堂ふみさん演じる「音」の出身地として描かれました。


また、TBS日曜劇場『TOKYO MER』では、菜々緒さん演じる「夏梅」が立てこもり事件に巻き込まれる印象的なシーン。それが豊橋の繁華街の広小路通りで撮影されました。


コチラの記事にも書かせていただきました!


豊橋市でのロケ地巡りは、次回続きに来た時もゆっくり楽しみたいと思います!


(訪問日:2023年9月+2024年3月)