旧東海道をあるく⑤(四日市~名古屋編) | 映像のチカラで日本を元気に!ロケたび日記 by ロケ地ラボ 

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皆さんこんにちは!
さて、我が町大阪からコツコツ歩き継いでやってきました旧東海道。今回は四日市からいよいよ名古屋に向かいます。

四日市宿の跡は、近鉄四日市駅から商店街のアーケードを通り抜けた先、歩いて20分ほどのところにあります。

資料館は残念ながらコロナ禍で休業中。

少し進むとこんな感じで工業地帯。
ここは、以前「工場夜景」を見るためにわざわざ駅から歩いてきたことのある場所です。
昼は昼で、またいいものですね!

そして街道は国道1号線を離れてクネクネと続き、富田の町に入ります。
旧東海道の雰囲気を色濃く残す町です。
近鉄富田駅の少し先、繁華街を少し外れた場所に、JR富田駅が。

駅に入ってみると、奥には三岐鉄道の「国鉄富田駅」のホームがまだ残っていました。

富田の町を抜けると、しばしJR関西本線に沿って東海道は進みます。
朝明川(あさけがわ)を渡ると、こんな珍しい名前の交差点が。「柿」です。

朝日の町に入ります。
近鉄朝日駅の駅前には、立派な碑と案内図。

そして、街道沿いは町が大きくなり、桑名にやってきました。
桑名駅から右に曲がり、城下町らしくお堀端を進むと、海に突き当たります。
そうです、ここが旧東海道の陸の終点、「七里の渡し」ですね。

江戸の旅人は、ここから宮(名古屋)まで船に乗って渡りました。
あたりには立派な和食屋さんに、蛤料理を出すお店も。
風情を感じますね~。

現代の旅人は、先を急ぎます💦💦

「七里の渡し」のすぐ北には、和洋折衷の名建築「六華苑」があります。
別の記事でも紹介しましたが、近年では大河ドラマ「いだてん」など、ロケ地としてもすっかり有名になりました。


さて、六華苑を出ると、国道1号線に合流し、「伊勢大橋」を渡ります。
ここで、一気に揖斐川と長良川という二つの大河を渡るというわけです。これは、江戸の昔に橋を架けるのは難しかったでしょうね。。

橋から南を望むと、遠くに「ナガシマスパーランド」のジェットコースターが見えます。

橋を渡りきると、長良川と木曽川に挟まれた長い島のような「長島町」に入ります。
ここからは、ひたすら国道1号線上をあるきます。
まあ、旧東海道のなかった区間ですから、仕方ないですよね。

そして、木曽川に架かる「尾張大橋」を渡り、ついに愛知県へ!

橋を渡ると、弥富市に入ります。
ここ弥富駅は、川に挟まれた地域にあって、海抜はマイナス0.93メートル。何と日本で「一番低いところにある地上駅」なんだそうです。
実際に行ってみても、特に実感は湧かないのですが。。

さらに、ひたすら国道1号線を歩いて東に向かいます。
愛知県に入って、道路沿いには喫茶店や名古屋めしのお店が特に目立ってきました。看板や美味しそうなニオイにいちいち誘惑されますが、立ち寄っていたらいくら時間と胃袋があっても足りないので、ガマンして先に進むことにします。

富吉、蟹江の町をどうにか抜けると、さあ来ました名古屋市へ!

名古屋市に入っても、戸田川、新川、庄内川と大きな川をいくつも渡り、河口に近いことは感じつつも海は見えず、名古屋の町中に入ってきました。
あおなみ線の中島駅、そして地下鉄の六番町駅を過ぎると、いよいよ熱田の町です。

こちらが、宮(名古屋)側の「七里の渡し」です。気持ちの良い公園として整備されていました。

「宮」というだけあって、熱田神宮はすぐそば。
今日はちょうど成人の日。初詣の客と華やかな新成人たちで、賑わっていました。

旧東海道あるきも、名古屋まで来たのでここで一区切り。
さらに東を、とも思いますが、この先の静岡県の東西の長さを考えると、、
それはまた先のお楽しみということで、また関西の道に戻ろうと思います。

普段は新幹線や新名神などでササッと通り過ぎてしまう場所も、こうしてじっくり歩いて訪れると、まだまだ素晴らしい発見があるものですね。
出会う人たちや建物などはもちろん、道路の舗装の感じや道に落ちてるゴミまで、その土地によって様々。
そんな楽しい発見を、是非この機会に体験してみてください!