公開15周年!名作映画の舞台「眉山」を歩いて登る。 | 映像のチカラで日本を元気に!ロケたび日記 by ロケ地ラボ 

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皆さんこんにちは!

 

今年は、2007年5月に映画『眉山』(びざん)が公開されてから15年の記念の年です。

皆さんはご覧になりましたでしょうか?

 

松嶋菜々子さん主演、犬童一心監督。原作はあの『カムカムエヴリバディ』にも登場された、さだまさしさんです。

タイトルの「眉山」は、徳島県徳島市を見下ろす小さな山、阿波踊りとともに、徳島のシンボルと言える場所です。

その阿波踊りも、映画のクライマックスシーンで花を添えていましたね。徳島の魅力がふんだんに描かれた名作だと思います。

 

 徳島港方面から見た眉山。左に見えるビルは、徳島県庁です。


さて、今回は麓のロープウェイ乗り場から、ロープウェイを使わずに、眉山山頂を目指して歩いて登ってみました!


そうです、通常、眉山に登るには、車以外ではほぼ全員がロープウェイを使うのですが、

そのロープウェイ乗り場の隣にある神社「天神社」からは、眉山山頂につながる登山道があって、徒歩で山に登れるのです。

 

はじめはこんな感じで、登山道が整備されているので、途中まではラクに登ることができます。

 

そして、展望台に至る道路に出ると、そこからは「えっ、徳島市内なのにこんなに険しいの?」という

ちょっと不安になるような感じの道が続きます。

 

そして、真上には山頂にスイスイ登るロープウェイが。

 

ロープウェイのゴンドラは、ニコイチ(2つ連なって1組)となっています。イラストもカワイイですね!

 

そして、険しい山道を、遠くに見える山頂目指して進んでいくと、、

 

着きました!山頂。麓から歩いて1時間弱でこの絶景が。「四国三郎」吉野川の河口と徳島の町が見下ろせます。

 

ロープウェイの山頂駅。喫茶店や展望台が併設されています。

 

実は徳島市は、ufotableというアニメ制作会社のルーツである、アニメの町でもあります。

「マチアソビ」というアニメフェスティバルが毎年開催されています。

眉山山頂の自動販売機も、ufotable制作のアニメ『Fate/ Stay Night』×阿波踊り仕様。

 

そして山頂のシンボル、「平和記念塔パゴダ」へ。ミャンマー第二次世界大戦で戦死した徳島出身者のための慰霊の塔で、日本国内では最大級のパゴダです。

 

下りは、上りの「ロープウェイ下直行ルート」ではなく、もう少しなだらかな「Aコース」で。

途中、四国88か所の札所めぐりの代わり(?)で、お寺の名前とお地蔵さんが延々と並んでいます。

ここで88か所のお参りは完成?!

 

山を下りた麓は、忌部神社(いんべじんじゃ)の境内となっています。

 

徳島を見下ろす「眉山」登山。往復で2時間ちょっとの気持ちの良い散歩コースです。


久しぶりに、映画を観たくなりました。

 

最後に、徳島でのオススメグルメをご紹介。県北部・鳴門市の瀬戸内海面した「びんび家」です。

ここの「びんびめし」は、熱々の釜めしに、新鮮な海の幸がのっかって、ワカメたっぷりのお味噌汁がついて、何と700円!

徳島に来たときは必ずいただいております。

 
映画『眉山』のふるさと徳島。
公開から15年、映画そのままの美しい町に、ロケ地めぐりのついでに是非お越しください!

(訪問日:2022年4月)

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