旧東海道をあるく⑥(東京~横浜編) | 映像のチカラで日本を元気に!ロケたび日記 by ロケ地ラボ 

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皆さんこんにちは!

 

今日は2022年2月22日。2がたくさん並んで「スーパーにゃんこの日」なんだそうです。

考えてみたら、コロナの騒動が始まったのが2020年の2月のことでしたから、振り回され始めてから丸2年間が経ってしまっていますね。

ロケ地に気軽に足を運べる日はいつ来るのでしょうか。。

 

さて、コロナをきっかけに期せずして始まった「旧街道あるき」の聖地巡礼シリーズ、

旧東海道を京都から名古屋まで5回(実際に歩いたのは7回ですが)にわたってお届けしておりました。

昨年、本拠地が東京に移ってからは旧甲州街道などを歩いてきましたが、

今回、旧東海道の江戸サイドから「下り」に挑戦してみよう、ということで、まずは東京から西を目指してみることに。

名古屋に着くのはいつの日か?はたまた途中で断念してしまうのか?どうなるか分かりませんが、どうぞ気長にお付き合いくださいませ。

 

スタートは、2022年冬のある日、東京駅から。

ご存じ、辰野金吾博士による「東京駅丸の内口」の建物でございます。

もちろん、旧東海道のスタート地点はここからすぐの「日本橋」であるわけなのですが、

今回はヤボ用(JR東日本のスタンプラリー)も兼ねているので、ここからのスタートということでご容赦ください。

 

線路沿いを「はとバス」乗り場(今は専らワクチン集団接種会場行きのバス発着所として使用)を通り過ぎて

歩くと、すぐに右手に「東京国際フォーラム」の建物が見えてきます。

昨年末の「NHK紅白歌合戦」の会場ですね。ここで「あの」けん玉が披露されました。

 

有楽町駅へ。銀座エリアを含め、映画館や映画会社の本社などが多くある日本の映画産業の中心地、ですね。

一度改めてゆっくり散策してみたいです。

 

その銀座を横目に、南に歩くと、帝国ホテルと東京電力の本社前を通り、新橋駅。

西口の「SL広場」は、通るとかなりの確率で街頭インタビューの方が近づいてくるような場所ですが、

平日の午前中に通るとこんな感じ。

SL広場の反対側は、サラリーマンの聖地として名高い「ニュー新橋ビル」があります。
仕掛人のサラリーマンとしてのスタートも、ここ虎ノ門~新橋界隈でした。大分町は変わりましたが、
今でも懐かしさがこみ上げてきます。

さて、懐かしさに浸って長居してしまうと、名古屋に着くのはいつになるか分からなくなるので、先を急ぎましょう。

新橋駅から浜松町方面に歩くと、これまた名高いJRAの「ウインズ汐留」があり、その一帯は「汐留イタリア街」と呼ばれています。
こんな街並み。一瞬「ここはイタリアの旧市街?」と思わせるようなビルに囲まれた広場(ピアッツア)の周りにキッチンカーが並んでいます。こんなところがあの新橋のすぐそばにあるとは。。

ドラマ『花より男子』では、ヨーロッパ風の街並みのロケ地として、たびたび登場しました。
今日も、芸人さん(?)がグルメ番組のロケに来ていました。
 
そして、浜松町から田町を過ぎると、品川までは運河沿いのエリアに出ます。
このすぐそばには、新駅「高輪ゲートウェイ」駅(2020年開業)がありますが、今回は素通り。

 

品川駅から先は、いよいよ旧東海道に合流します。国道15号線から合流する地点にあるのが、「八ツ山橋」。
箱根駅伝でもよく紹介される場所ですが、ここは、映画『シン・ゴジラ』で、ゴジラが上陸して最初に破壊された場所として、ゴジラファンには有名な「聖地」となっています。

 
京浜急行の線路を踏切で渡ると、いよいよここから品川宿に入ります。北品川駅からすぐのところ。
北品川というと、ドラマ『ラッキーセブン』(2012年)に出てくる「北品川ラッキー探偵社」のあった場所として知られています。
ここから先の北品川商店街でもロケが行われていたのだとか。探偵社そのもののビルは、残念ながら今回は見つかりませんでした。
 
ここからは京浜急行の線路に沿ってしばらく南下。
途中の「青物横丁」は、いかにも親しみやすい商店街、という感じで、住みやすいんだろうなあ、と羨ましくなります。
 
鮫洲からは少し寄り道して、自動車運転免許試験場の前を通って、モノレールの「大井競馬場前駅」へ立ち寄り。
 その「大井競馬場」も、新型コロナワクチンの集団接種会場となっていました。

旧東海道に戻り、立会川と大森海岸の間にあるのが、「鈴ヶ森刑場遺跡」です。
 
そこのすぐ近くにあるのが「しながわ水族館」。鈴ヶ森刑場のすぐ近くにあるのが意外。
 
大森「海岸」駅を通ってしばらく国道15号線沿いを歩きます。
平和島駅は、昔「学校裏」という駅名でした。中学校の「裏」とのことなのですが、「裏」というのはなかなかのネーミングセンスですよね。

個人的なお話ですが、仕掛人の祖父母は「学校裏」という駅名だった頃この近くに住んでいて、「がっこううらの駅が、」とよく話していました。何のことやらと思っていましたが、ここのことだったのですね。ちなみに、今でも仕掛人の「本籍地」はここの近くの京浜急行の線路脇にあります。

大森町駅は、立派な高架駅舎になっていました。
 
蒲田駅から仲六郷の住宅街を抜け、「六郷土手」駅へ。ここの先にある「六郷橋」を渡ると、いよいよ神奈川県です。
 
多摩川を渡るとすぐに「京急大師線」を跨ぎ、旧東海道は川崎市街へ。
川崎駅前にやってきました。
 
川崎からは、ちょっと寄り道して南武支線+鶴見線沿いを歩き、再び旧東海道と合流。
合流した地点にあるのが、以前このブログでも紹介した、名ロケ地「国道駅」です。
横浜市鶴見区に入りました。

 
国道駅からは旧東海道をさらに南下。
国道15号線沿いには、こんな魅力的な銭湯もあります。1928年開業の「朝日湯温泉」さん。
京浜急行生麦駅の近く。今度ゆっくり来てみたい!
 
そして、生麦と言えば、あの幕末の「生麦事件」ですよね。キリンビールの横浜工場の敷地と隣接して、
「生麦事件碑」が建っています。
 
生麦を過ぎて、すばらく国道15号線沿いを歩きます。新子安~子安と抜けると、京浜急行の車庫が見えてきて、
その近くにあるのが「神奈川新町」駅。
 
この神奈川新町駅から横浜方面を見ると、次の「京急東神奈川駅」が見えるぐらい近くにあります。
この駅は、2020年3月までは「仲木戸」という駅でした。写真の左側、道路を挟んですぐのところにJR東神奈川駅があることから、
ここで乗り換えたこともありましたが、やはり駅名を合わせた方が分かりやすいですよね。
 
横浜駅の1つ手前が、その名も県の名前を堂々と名乗る「神奈川」駅。でも普通電車しか停まらない、閑静な住宅地の駅です。
JRの列車は横をビュンビュン通過していきます。
 
ここから線路沿いの坂を下ると、横浜駅まで歩いてあと10分ほどです。
 
(訪問日:2022年1月・2月)