チホのハワイ リノリノ日記 ~Chiho's Linolino Journal in Hawaii~

ALOHA~!チホです。

このブログは、私の日々のきらきら(Linolino)や、ふと心に浮かんだことなどを

海を隔てたオハナたちにシェアしたいな~と思って、はじめてみることにしました。

気の向いたときにでも、ふらりと遊びにきてくれたら嬉しいです。

Amebaでブログを始めよう!
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chiholinolino.com公開 & ブログ移転のお知らせ

Aloha リノリノオハナのみなさま

本日、潮 千穂のウェブサイト、chiholinolino.comを公開しました。

Chiho Ushio| 潮 千穂 ウェブサイト『chiholinolino.com』

上記サイトでは、このブログに掲載していた写真も一部含め、
アルバムのようになったポートフォリオがたっぷりご覧になれます。

このブログ、『チホのハワイ リノリノ日記』も、サイトの公開に伴って、
名前を『チホのリノリノ日記 | linolino journal 』に改め、
デザインもさらにキラキラになって、新しく生まれ変わりました。

新しいブログはこちらから。

New blog: 『チホのリノリノ日記 | linolino journal 』


2009年よりスタートしたこのブログ、
いつも楽しんでいただいて、ほんとうにありがとうございました。

最初は、家族と友達に近況報告をするつもりではじめたブログが、
これを楽しみに読んでくださっているたくさんの方々の声をいただいて、
ほんとうに励みになりました。

新しいブログのほうには、コメント機能はついていないのですが、
ウェブサイトの [contact] のページのフォームから
メッセージを送ることができるようになっています。

このブログを楽しんでいただいた方にはきっと、
とってもキラキラ~キラキラに楽しんでいただけるサイトに仕上がったと思いますので、
是非、のぞいてみてくださいね!

新しいサイト、ブログ共に、
これからますますリノリノなサイト&ブログに
育ててゆきたいと思いますので、
これからもどうぞよろしくお願いします。

2012年 4月1日

潮 千穂

美樹ちゃんたちのライブ & makanaのポエム

チホのハワイ リノリノ日記 ~Chiho's Linolino Journal in Hawaii~

webマガジン『makana』 にて、3ヶ月に一回、
ポエムを寄せています。

ブログでお知らせするのが遅くなってしまいましたが、
新作ポエムがアップされています。
「お母さんというひと」について、初めて書いてみました。

http://www.makanamagazine.com/poem.html

2年ほど前に、ハワイ島で出会った美樹ちゃんから、
"makana"で読んだ詩を、美樹ちゃんたちのバンドのライブの際に
朗読したいのだけれど、というメールをもらいました。

いつも作品を作るとき、
その作品を本当に必要としている人のところに
ちゃんと届いてくれますように、と思っているので、
今、北海道に住む美樹ちゃんが、
その詩をシェアしたいと言ってくれたこと、
彼女が詩を読んで感じたことなどをメールしてくれたこと、
ほんとうに嬉しく思いました。

ライブは今日、
札幌の「アジト2」というカフェで行われるとのこと。

下記に美樹ちゃんにいただいた情報を載せます。
うたと笛と三味線の音楽、切り絵の明かり、自然農のはなし、
興味のあることばかりなので、私も札幌にいたら行きたかったなあ~!

朗読されるポエムは、東北の震災の3ヶ月後に作られたものです。
そのときに自分の感じたこと、決心などを詩に綴りました。

「アジトの音楽会」

日時: 3月11日
時間: 夕方5時半~ライヴ  7時15分~交流会
場所:アジト2 (札幌市中央区南16条 西4丁目 1-10)
出演・音楽: ガクロウ (笛・うた)
     トニ— (ギター・三線・うた)
    平松美樹 (うた三線)

ト—クゲスト: 奥村大亮 (アジトオーナー)
    安齋伸也 (たべるとくらしの研究所・オーナー)

切り絵の灯り:yuki

東北の大震災から一年。
アジトは、大好きなアーティストとスタッフで、小さな音楽会を開きます。

○お問合わせ
アジト2(有限会社moku) hp:http://www.moku.jp/

tel:011-552-3729




アンティークの硝子瓶

チホのハワイ リノリノ日記 ~Chiho's Linolino Journal in Hawaii~-ガラス

ひとめぼれしてしまった!

カイルアにある老舗のアンディークショップ
『アリイアンティークス』。

「なんかすごいよ~、いろんなものがごちゃごちゃ積んであって!」
と噂には聞いていたのだが、
実際行ってみると、聞きしにも勝るアンティーク&ジャンクのカオス叫び

店の中を歩くだけでも、ものすご~く注意してないと
うっかり何かにぶつかったら最後、
悪夢のドミノ倒しか!というスリルに満ちあふれている。

そんななか、私もものすご~く気をつけながら、
お宝の山をほぐしてゆき、
吟味に吟味を重ねること3時間、
パイレックスのタッパーウエアのなかから、
お気に入りのデザインのものを見つけた。

レジのところでオーナーの奥さんと、
ヒロのアンティークショップの話などでもりあがっていると、
さっき届いたばかりだというバターケースを見せてくれた。
なんと、色も模様も、私が買ったタッパーと
よ~く合うではないか。

.....思わず買ってしまった。

「セットで買ってくれたからね~!」
と奥さんは何もいわずに一気に3分の1くらい
値引きしてくれた。

こういう買い物って楽しいね!

聞けば、この店は2号店で、
道の向こうにはおじさんがやってる1号店があるというので、
さっそく行ってみる。

1号店のほうは、2号店よりずいぶん整理されていた。
それにしてもアンティークって、いまいち値段のつけかたがわからない。
高そうなものが以外にお買い得だったり、
がらくたみたいなものが結構いいお値段だったり。

そこで、私がひとめぼれしたのが、この硝子瓶だった。

Pyrexのタッパーが3つくらい買える値段で、
どうみてもどっかからの拾い物の埃にまみれた硝子瓶...。
その日は心を決められず、
さんざん眺めたり、触ったりして帰った。

その翌週、たまたま骨董好きの友達とこの店に来ることになったときも、
私はまだ迷っていた。

こんなにたくさん、値打ちものだって溢れている店のなかで、
どうして私は、このただの拾い物の硝子瓶が気になってしょうがないんだろう?

硝子瓶は、見ればみるほど趣を増し、
手に柔らかくなじんできた。

もう、ここに置いて帰る理由がないので、
持って帰ることにした。

オーナーのおやじさんによると、
この硝子はホノルルのダウンタウンで掘り起こされたもので、
100年以上前のものらしい。

私がさんざん迷った話をすると、
「アンタはラッキーだったよ。
一度いいと思っても、戻ってきたらもうないことだって
よくあることなんだからね。」

まったく、アンティクショップのおやじさんらしいセリフである。

その古い硝子瓶を買ってから、今で2ヶ月ちょっと経つ。
毎日、その瓶を窓辺に置いて、
古くてあつぼったい硝子に透ける光を眺めたり、
小さな花を一輪差して窓辺に飾ったり、
写真を撮ったりして、じっくり楽しんでいる。

時間を経て、人の手を経て、生き長らえてきた美しいガラクタは、
ときに、まるで魂を持っているかのように、
なにか話しかけてくるような気がすることさえある。

この硝子瓶は誰かの役にたったあと、瓦礫の下に埋もれ、
100年の時を超えて、アンティーク屋のおやじのもとへやって来た。
店のかたすみで、誰かが見つけてくれるのをじっと待っていた。

そしてなんだかよくわかんないけど、
ひとめぼれで離れられなかった私の家に連れてこられて、
今、新しい命を輝かせている。

先だって、ふと花を差しているときに、
「そっか、この硝子瓶は、私がいなくなったあとも、
まだこの世にいて、また誰か新しい人にもらわれてゆくかもしれないんだ。」
ということに気づいて、なんとも不思議な気がした。

ただの拾い物、なんていうのは私の戯れ言で、
私には瓦礫の下に埋もれて100年も生きるような芸当はできない。

アンティークスというものが、
どうしてこんなにも人の心を揺さぶるのか、
少しだけ、腑に落ちたような気がした。
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