舞のお稽古 | 宙と海と風の唄

宙と海と風の唄

子とヨーガに育てられる 自由な日々。
「私」と「ハハ」をとことん楽しむ
千裕的日々是「好」日。

観音舞のお稽古を体験しに渋谷へ。
2年ぶりの渋谷。
前回もものすごく久しぶりだった。
子供が出来て 本当に用事がなくなった。
今や苦手な場所。
色も音も人も、あふれかえる場所。
着いた途端に 身を守るように身体が固まった。

そんな身体でお稽古に参加したものだから、お稽古でほどけていく感覚はものすごいものがあった。

美歌さんから紡ぎ出される、言の葉ひとつひとつに反応し、ゆるんでいった。
地と天をつなぎ、自分の暖かさを感じた。
自分が場になる感覚。
生きるって思った。
生かされているって素直に思えた。

私はこの世界の一部だ。
委ねることができる
それで良いのだと。

ちー坊を産んだときの 身体が場になる感覚。原点。
産まれ出た小さくて大きな存在を抱き上げた 唯々幸せの瞬間。
思い出した。


やっと思い出せた。

幸せすぎて
何度も 泣きそうになった。

大地、光、空気の重さ
花の蕾の完全なカタチ、蓮の花ふわり
水の流れ、波紋、水をすくい 滴り落ちる雫。

ただ型を追うのでなく、イメージする。
そのものを身体に転写する。感覚を呼び起こす。身体の自然を呼び覚ます。

動く のでなく 何か大きなものに身を委ね動かされる。



美歌さんと 舞との出会いに。
私のわがままを聞いてくれた旦那さんに。
ありがとう。