先々週、だいぶ久しぶりにトリチュー行きまして、
あと、よくスタバで本を読んでるんですが、
いやぁ、世の中みんなけっこうちゃんと勉強してるじゃないですか。
これがちゃんと国力につながらないもんかねー。

それにしても。大人になると自習するのにもお金かかるのね。大変。
学生さんのうちに勉強すべきだったと思う反面、
当時しか勉強できない空気感みたいなのもあったので、しょうがないよね。とも思う。

のほほん。
以前、テレビを表す絵文字について、
「今のテレビのデザインをアイコン化したら、
ほぼ只の長方形になる。
ケータイのテレビの絵文字は、
ブラウン管のやつで頭にアンテナついてて足ついてる。
この絵文字がわからない世代がケータイ使ってるのに、
これはちょと不思議。

というか。こういう、プロダクトデザインがアイコンとして
成立しなくなっていく時代に突入しつつありますが、
こういうのって、どうなっていくんだろう。

って、もう既に世の中のデザイナーさんたちが考えてくれてると思うけど。」

と、
つぶやいたことがありましたが、
http://twitter.com/choro1213/status/19725833553
http://twitter.com/choro1213/status/19725887333
http://twitter.com/choro1213/status/19725921832


moble phoneも同じような感じね。
しかも陳腐化速度はこれのほうが速い。

ODDS&ENDS -3rd edition←mixiの絵文字 docomoのケータイの絵文字とか大概これ。初期のやつだよね。

携帯←このアメブロで使える絵文字 パカパカ2つ折タイプ

ODDS&ENDS -3rd edition←Googleのページにあったアイコン さすがgoogle。スマホです。


なんかこう、何でもかんでも、
ほぼ只の四角に向かう傾向が今のところ強いので、

■←TVの絵文字(画面が消えているところ)
□←ケータイの絵文字(iPhone4とか、大体こんなもん。)

こういう時が来たりしてね。



なー、なんて思ったまでです。
日本人へ 国家と歴史篇 (文春新書)/塩野 七生

¥893
Amazon.co.jp

■読んで星:★★★★

<ざっくり言うと・・>
文藝春秋に2006年10月から2010年4月に連載された記事から、改めて「国家と歴史篇」として編みなおされたもの。
現代日本がぶつかる問題の解決の道筋について、歴史や外国の例と比較しながら論じる。


<思ったことメモ>
彼女のマキャベリ本など他の著作の著述のあまりの緻密さに感じる疲労感は全く無く、
楽しくて気持ちが良いうちにあっという間に読めます。
当時から文藝春秋でよく読んでいたのですが、今回、改めて編纂されたので購入しました。
(文藝春秋は分厚すぎて、読むそばから捨ててしまうので。)


時事を取り上げた内容が多く、今となっては結末の見えてしまっている話もあるものの、
壮大な歴史を引いて考察する部分が多いためか、
今読んでも褪せることなく、諸々の問題に関する考え方を示唆してくれると思います。

リーダー篇の方が売れているようですが、
個人的には、比較的国家と歴史篇の方が断然オススメです。
どうありたいかを模索するにはリーダー篇を、
何をどうすべきかを模索するには国家と歴史篇を、お薦めします。
(というか、単純に歴史娯楽として両方購入してもいいかもしれないです。)

マイ・アーキテクト ルイス・カーンを探して [DVD]/ナサニエル・カーン,フィリップ・ジョンソン,ヴィンセント・スカーリー

¥5,985
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■観て星:★★★★

ルイスカーンというアメリカの建築家の私生児である主人公が、
建築や交流のあった人々を通して、父ルイス・カーンの目指したものや思いを探求していくドキュメンタリー映画。

全米で小規模公開ながら話題を呼び、アカデミー賞にもノミネートされた感動作・・だそうです。(「Oricon」データベースより)


シングルマザーに対して世間の目が厳しかった当時に、妻と娘がありながら、
他に2人の女性との間に子供をもうけたルイスカーンの、唯一の息子であるナサニエル・カーンという人が撮った作品です。
ユダヤ人であるルイス・カーンが抱えていた流浪する宿命云々、というテーマや、
結婚とは、家族とは、愛情とは何か、「世間」というものの理不尽な力云々、というテーマもありながらも、
ルイスカーンの建築に対するぶっ飛び具合が冴え渡る、(個人的には)さわやかな作品でした。

ソロスの講義録  資本主義の呪縛を超えて/ジョージ・ソロス

¥1,470
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■読んで星:★★★★

<ざっくり>
前半は、世界経済全般に対するソロス氏の学際的・哲学的な見解がメインに書かれています。
後半は時事ニュースを基に、主にアメリカの覇権の終焉ムードと、中国の勢力拡大の様について
将来への予測も併せて論じられています。

第1講義 人間不確実性の原理(恩師カール・ポパーとの出会い/二度の世界大戦を生き抜いた父 ほか)
第2講義 「再帰性」と金融市場(金融市場の二大原則/バブル崩壊までの七段階のサイクル ほか)
第3講義 開かれた社会(「開かれた社会」と「再帰性」/政治家の主たる目的とは ほか)
第4講義 資本主義VS.「開かれた社会」(代理人は「誰」のために働くのか/「見えざる手」の背後に潜む「見える手」 ほか)
第5講義 未来へ向けて(「二番底」の可能性は消えていない/ワシントン・コンセンサスの呪縛 ほか)


<思ったことメモ>

特に「再帰性」というテーマがソロス氏としてはアツいです。
再帰性をかなり簡単に表すと、
f(現実)→認識:認知機能
g(認識)→現実:操作機能
世の中の問題は、上記のf(x)とg(x)とを同時に含んでいる、だから難しい、ということになります。
これは、ソロス氏に限らず、いろんな人がいろんな場面で思い当たる点だと思いますが、
逆に、そうでなかったら、つまり世の中のあらゆる命題がお互いに独立だったら、
いつか解が見つかってしまって終わってしまうのでは?
状況によって、最適ではないけど何とかなる解、ひとつではないからこそ面白い解を見つけては
その影響を受けたりしながら仕事や人生の時間を過ごしていけることが面白いのではないか、
混沌万歳、などと思っています。

なんだかんだと見逃していたマイレージ、マイライフを見ました。

くそー、なんでジョージ・クルーニーは人の首を切っても
失恋してもかっこいいんだ。
「ホリデイ」でジュード・ロウが演った、失恋して泣きじゃくる男と比べて
格段にかっこいい。リアリティは無い。けどかっこいい。


マイレージ、マイライフ [DVD]/ジョージ・クルーニー,ヴェラ・ファーミガ,アナ・ケンドリック

¥2,940
Amazon.co.jp


一人で暮らしていく方が、結婚して色々と面倒を背負い込むよりも快適だと思ってきた主人公(ジョージ・クルーニー)が、
行動や仕事への姿勢が自分と似ている女性(ヴェラ・ファーミガ)との恋愛を通して、
「やっぱり、守るべき寄り添うべき相手が必要かも!彼女なら・・!」みたいに思えてきたのに、
相手には夫も子供も居て撃沈。

っていう、年齢を重ねたステージでの恋愛ネタと、

ITスキルは高いものの対人認知が微妙(に見える)新人と、
IT音痴だけどこの道(リストラ代行)のプロで人間の幅が広めの主人公とが、
仕事へのアプローチの違い(デジタルとアナログ)を通して衝突したり成長したりする。

っていう、ジェネレーションギャップネタと、、

田舎を捨てて都会で暮らしている人が、故郷に対して愛情と疎ましさを両方いっぺんに感じる

っていう、上京ネタ。


全体のテーマとしては、わりとよくあるような、
「これこそが重要だ、全てだ」と思ってきた価値観が崩れる時の人間を描いている作品で、
ストーリー展開とかに特別な巧妙さは無いのだけど、
感情移入のし易い しがないサラリーマンたちの設定なので、
妙に気疲れしたりせずに楽しめました。
※しがない、とはいえ、出張続きだしお金もあるみたいなのでなんだか暮らし向きはいいんですけど。


ていうか、私、この仕事やりたいなーー。
会社で。
仕事メールを読み飛ばしたり 捨てちゃったりして
トンチンカンなリアクションをしている後輩に気付くと、
「ふふふふふんふふ(黒ヤギさんたら) 読まずに食べた♪」と歌って
メール転送したりフォローしたりする。

たいした迷惑かけてなさそうな時は、
別にお説教したりPEP云々語ったりしない。
そんなもん、やっちまった本人がよくわかってるんだからね。

でもこんなゆるい先輩、いなかった。し、今もあんまりいない気がする。
私のこの独自路線は・・なんなんだろう。

先日、友人が、意味の通らないレベルに思い切り間違った
見事なfunny englishを使っていたのだが、
どうやら本気で間違えていたようなので逆に突っ込めなかった。


シチュエーションが 学校の授業とか 一緒に宿題やってるとか なら
さわやかに突っ込めるんだろうけど、

英語を使う必要が全く無い状況で ふざけてるわけでもなく
くそまじめに話してる風だったので、
ああこりゃ、「自分たち、英語使えます」ってアピりたいんだろうなー
と思って、そっとしておいた。

けど・・・


でもいつか誰かには指摘されるんだろーなー
その時初めて気付くんだろーなー
だったらあの時に私がさらっと言い直せばよかったのかなー
でも私の英語力だって別にフツーだから納得感無いだろうしなー


ぐおおおお~悶絶。