今日のタイトルは

 

雇用契約か業務委託契約か?

(通訳者A氏~その1)

 

 

これは私自身に起きたことです。

 

 

話は2011年に遡ります。

 

皆さんの記憶にもあるかと思いますが

タイでは大洪水が置き

多くの日系企業が被災しました・・・

 

 

それで工場のヘルプ要因として

通訳 が必要となり

 

タイ国内のみならず

周辺諸国、日本からも通訳を招聘しました。

(私は通訳の派遣業もビジネスとして行っております)

 

 

タイ国外から呼び寄せた通訳の一人に

日本に在住している

Aさん という方がおりました。

 

この方ですが

後々、多くのトラブルを起こすのです...

 

 

 

まず通訳者ですが

“通訳と言う仕事をしている個人事業主”

という立場のため

私の会社と業務委託契約を交わします。

 

フリーランスで活躍されている方もいれば

法人化して活躍されている方もおります。

 

 

ただこのAさん...

 

 

(Aさん)

タイの労働基準法はどうなっているんでしょうか?

雇用契約書を交わすんですよね?

タイでは働く際に

労働許可証が必要なんですよね?

 

 

(私)

タイの場合は

労働者保護法という法律があります。

ただAさんの場合は労働者ではありませんから

私の会社とは雇用契約ではなく

業務委託契約を交わすことになるのですが...

また労働許可証の取得の必要はなく

儀礼ビザというものを取得します。

 

 

<注>

洪水が発生した後、

復旧要員として来タイする外国人には

特例でビザが発給されました。

それが儀礼ビザで、

一時的に労働許可証なしで就労が出来ました。

 

 

 

(Aさん)

タイで働くことには変わりませんから

“労働者”ですよね?

雇用契約を締結したいです。

 

 

 

何度説明しても

話がかみ合いません...

 

危険だと思ったので

 

 

(私)

“雇用契約”にこだわるのであれば

今回の話はなかったことにして欲しいです。

 

 

何度も説明し

業務委託契約の雛形も開示し

電話で話すと

 

「わかりました」

 

と言うのですが

メールで確認すると

上記のようなやり取りが何度も続きます...

 

 

実際は洪水で被災した企業で

通訳の業務を行うことになるのですが

当初受け入れを予定していたX社には

 

 

契約で双方に相違があるので

別の通訳者を派遣しますが...

 

とお伝えしたところ

 

急いでいるので

まずは来て欲しい...

 

との返事...

 

 

それで

Aさんはタイに来ることになったのです。

 

 

 

(Aさん)

契約書はタイに行ってから書きますね!

 

 

 

そして、

ビザ取得のために

東京のタイ大使館へ行くのですが

台風で飛行機が欠航...

電車も動かない...

 

ビザの取得を別の日に...

 

改めてビザ取得に向かうものの

濃霧で飛行機が欠航...

 

2度もビザ取得予定の日に

キャンセルになります...

(虫の知らせ?)

 

その後も、トラブルが続き・・・

 

 

なんとか

当初予定をしていたビザ取得日より

1ヶ月遅れでビザの取得...

 

そして・・・

とうとう・・・

 

当初の予定を2ヶ月超えて

タイの地を踏むことになるのです...

 

この日から約2年半に渡り

Aさんの対応に苦慮することになるのです...

 

 

続きはまた後日・・・

 

 

 

タイは朝から土砂降りです...

気温は現在25度...

スカーフの出番です...

 

 

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