心と身体を軽くする整膚セラピスト、ヨシトミです。
昨日の続きです。
昨日もKさんから、サロンに来られなくなってから奥さまが亡くなるまでのお話をまたお伺いしたのですが、本当に大変だったそうです。
サロンに来られている段階でも既に、しこりのある胸は大きくなったしこりでパンパンになり、皮膚がはちきれそうでした。時折剣山で胸を刺される位の痛みを感じる、とおっしゃっていました。
ガンの腫瘍がこんなに急激に大きくなるだろうか? という疑問から、自分なりに症状に当てはまりそうな病名を色々調べました。
そして、たどり着いたのが「乳腺葉状腫瘍」という病名。
ガンではないが、しこりが急激に大きくなる特徴がある。一部悪性の場合もあるがそれは細胞を採取して検査してみないと分からない。治療は、腫瘍部位だけでなく、その周りもゴッソリ切り取る必要がある、というものでした。
私は医者ではないので、診断はできませんが、私の個人的な見解としてご参考までに、ご夫妻にこのことはお伝えしました。
このまま更にしこりが大きくなったら本当に胸がはちきれてしまう・・・と思いましたが、そこまでは口には出せませんでした。
そしてその後・・・やはり現実にそうなってしまったそうです。
それから病院にも行かれたそうですが、時既に遅し。東京の病院にも行かれたそうですが、もうその段階では、医者も手の施しようがなかった。
病名は、私が調べた通り、乳腺葉状腫瘍だった、とのこと。
治療ができないと言われたので、入院することもできず、そこからKさんの24時間体制の全身全霊を込めた看病が始まりました。
しこりがどんどん大きくなって皮膚が破れ、中から膿や血液などが溢れ出し、何度も輸血を受けたそうです。
そのうち患部が腐ってしまい、それを見た看護婦さんもフリーズしてしまうほどの酷い状態に。Kさんも一時ご飯が食べられなくなったと。
それでも、腐って相当キツイ異臭を放つ患部のガーゼを一日に何度も取り替えたり、お風呂に入れたり、頭を洗ってあげたり・・・と献身的に看病を続けられました。
後半はモルヒネを使っても痛みが抑えられず、Kさんが痛みを抑える治療をされていたそうですが、治療を止めるとまた痛みに襲われるので、なかなか寝ることもできなかったようです。
そんな辛い状況の中でも奥さまは、なんでこんなことになったのか、とか、なんで私が、など、一度も不平不満愚痴を言わなかったそうです。なんて気丈なんでしょう。
またこの続きは次に。
読んで下さりありがとうございます
サロンちえとこ
鈴鹿市岸岡町
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