TAOYA秋保とは
『岩沼屋』の歴史は非常に古く1625年(寛永2年)の創業と言われています。
400年の歴史があり、西部警察のロケ地にもなったのですが、競争の激化や新館増築の負債など経営上は厳しい場面も多く、2020年に大江戸温泉物語ホテルズ&リゾーツに事業譲渡を行っています。
しばらくは岩沼屋として運営されていましたが、2023年6月からTAOYA秋保へとブランドが変わっています。
TAOYAブランドとしては志摩、日光霧降に次いで3つ目となります。
大江戸温泉物語譲渡後の岩沼屋も宿泊したこともあるので、記憶を辿って思い出しながら書いていきたいと思います。
フロント・ラウンジ
玄関部分は黒基調のパネルが貼られたため、高級感が増した雰囲気になりました。
ロゴが入った壁面部分は記念撮影スポットとなっています。
フロント前には暖炉があり、夜になると実際に薪が燃えていました。
15時とチェックインとしてはかなり早めに到着したのですが、雨が降っていて早めに観光を切り上げた人も多かったせいか、かなりの混雑。
TAOYAは今話題のオールインクルーシブなので、館内設備を早々に楽しもうと思う人も多いのだと考えられます。
フロントでの手続きが完了すると奥にあるラウンジへ行く方が多かったです。
代表者が手続きを行い、それ以外の人は早々にこちらへ来ている様子でした。
ラウンジにはソフトドリンクやアイスに加えて、アルコールドリンクも用意されています。
アルコールはアサヒ生ビール、樽ハイ倶楽部のレモンサワー、ブラックニッカハイボールの3種類、おつまみはミックスナッツやくるみゆべしがあり、ソフトドリンクはビタミンウォーターやお酢を使ったドリンクなど健康志向です。
バーにあるようなサーバーって触り慣れていないのでちょっと新鮮な体験です。
他にもコーヒーマシンがあるのですが、抽出したいものを選んだ後に『抽出』って押さないとコーヒーが出てこないという操作感が独特なものでした。
アイスはアイスキャンディーとシューアイスがあり、味はそれぞれ4種類揃っていました。
後ろにお酒がたくさん並んでいますが、おしゃれデザインなので飲めるわけではありません。
残念…。
岩沼屋時代も同じ場所にラウンジがありましたが、ビールはいかにも居酒屋においてあるビールサーバーで、ハイボールやレモンサワーはありませんでした。
椅子もちょっと豪華な感じになっていたように思います。
なお、チェックアウト日の朝はソフトドリンクのみとなります。
お部屋
お部屋は14畳とかなり広い部屋に案内されました。
ちなみに部屋番号は1111と覚えやすかったです。
テレビのあるリビングスペースには既に布団がセットされています。
なお、浴衣や歯ブラシは部屋には無いので1階で取ってくる必要があります。
テレビはスマートテレビ、YouTubeやNetflixをそのまま見ることができます。
岩沼屋時代、Wi-Fiスポットがロビーにしかありませんでしたが、TAOYAになってからは部屋でもWi-Fiが繋がるようになりました。
大江戸温泉はホテル壮観の場合でも部屋でWi-Fiが繋がらなかったので、TAOYAとも言えます(やがて変わるかもしれません)
部屋を障子を使って2つに分けることが可能です。
こういった部屋構造であれば、夫婦以外の男女混合だとしても仕切ることができるので泊まりやすいのではないでしょうか。
椅子は低めの設計で、テーブルも小さいので1階から持ってきたビールを飲んだり軽く晩酌するのを想定していると考えられます。
座ると言うか寝るのに近いような姿勢になります。
岩沼屋の時に泊まった部屋とは異なるので単純な比較は出来ないのですが、おそらく椅子やテレビは新調され、空気清浄機も新しいように思います。
館内は集中管理方式の空調なのでそこは流石に変わっていません。
今まで泊まった中でトップに入るくらい広くて良い部屋だったのですが、コンセントがテレビ周辺に集中しており、小さい4.5畳の部屋の方にはコンセントが無いため、電源環境だけはちょっとイマイチでした。
延長コード兼電源のタップもあったのですが、長さが短いのであまり役には立ちません。
無料の水が2本ありましたが、オールインクルーシブなので持ち帰りました。
それでも水があるとちょっと嬉しくなります。
温泉
TAOYA秋保HPより
温泉に関しては岩沼屋時代から中身こそ変わっていないのですが、有り難かったのはタオルが浴場に備え付けられていたところです。
多くの温泉宿ではタオルは部屋から持っていく必要があり、翌日に朝風呂を入る場合でも同じタオルを使わないといけない場合が多いのですが、TAOYA秋保では浴場にタオルが用意しているので持って行く必要も無ければ、持ち帰って干す必要も無いので凄く楽でした。
温泉は内風呂も露天風呂も岩風呂という凝ったもので、朝夕で入れ替え制だったのですが、風ノ音と呼ばれる浴場の方の露天風呂へは小さな橋を渡るという少し風情があるものだったのが良かったです。
何気なく良かったのはダイソンのドライヤーだったので風量が強くて、あっという間に髪が乾きました。
温泉の後は食事ということで②食事編へ続く