太平洋フェリー きそに乗船しました【前編】 | 仙台はやての乗り鉄旅行ブログ

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  太平洋フェリーに乗船

2019年に新しくなったきたかみ、2020年にいしかりに乗船してきましたが、3兄弟の長男であるきそに乗ることが出来ました。

 

 

今回は早割を利用して良い部屋を予約することが出来ました。

なお、個室を早割で取るためには2ヶ月前の9時にアクセスしないと取るのは無理だと思います。

それでも太平洋フェリーは個室の貸切料金が実質無料ですし、距離に対して値段設定も安いと思います。

(西日本の方へ行って、別のフェリーにも乗ってみようかと思ったのですが、改めて太平洋フェリーの良心的な値段設定を思い知りました)

 

 

始まりは仙台港。

今回も仙台から名古屋へ向かいます。

 

到着したときには既に船は着岸しています。

前日に苫小牧を出港し、仙台港で新たに車両や人を乗せて、名古屋へ向かいます。

 

きそは全長199.9m、全幅27m、総トン数15,795トンと太平洋フェリーの中では数字上だと最も大きな船となっています。

ちなみに旅客定員はいしかりの方が多くて、エンジンもいしかりの方が強力なものを積んでいます。

この違いを後々思い知ることとなります。

 

今宵の部屋

前回乗船した時は特等洋室だったので、今回は特等和室にしてみました。

洋室に比べると部屋数もだいぶ少なくなっているので競争率は高めです。

特等と言っても6畳+αくらいの広さなのでそこまで広いという感じは無かったです。

ちゃぶ台が大きくて使いやすいです。

 

和室の中でも選んだのは角部屋の701号室です。

和室は船首7階に全て配置されており、6階にあるスイート系の部屋の真上にあります。

 

洋室とは違い、窓が2枚あるのですが角部屋だけは部屋と浴室に1枚ずつあるという特別仕様になっています。

浴室に窓があるのはスイートとこの角部屋の701と左舷側708号室だけです。

なお、他船では角部屋和室は3名以上の部屋なので1人貸切にはできないということもあり、狙ってみました。

 

日本画が飾っており、テレビにお茶セット、大量のエチケット袋がありました…。

照明は色々なところにありますが、入口と部屋の中の2つしかコントロールできないので、どこか一部だけ点灯はできないのがちょっとつらいところ。

あとは冷蔵庫の中を取り出すために冷蔵庫そのものの扉と収納している机の扉がそれぞれ違う方向に開くので戸惑います。

お湯については小さな電気調理器で沸かすのですが、お茶セット用であってカップ麺を作るにはちょっと少ないので給湯室に行ったほうが良いでしょう。

 

和室は船首にあると話した通り、エントランスまで非常に遠いです。
 

 

  船内を探検

 

真下6階にはロイヤルスイートがあるのですが、扉が他とは全く異なる高級感のあるものです。

 

至るところに鳥がいます。

挨拶しましょう(笑)

 

値段がリーズナブルなのがS寝台とB寝台となります。

設備こそ似ていますが、S寝台はテレビがあり、頭上空間の余裕が全然違います。

S寝台なら立って着替えることもできるでしょう。

寝るだけならB寝台でも十分でしょう、2等寝台は相部屋なのでちょっと落ち着かないと思います。

 

大浴場とその向かい側にはゲームコーナーがあります。

男性浴室は洗い場は10ヶ所ほどあり、浴槽が2つと寝湯できるスペースが3つあり、海を眺められます。

浴槽が波で若干動くという陸上では見られない光景が展開されますが、お風呂に入っている限りは特に気はならず、非日常が味わえて良かったです。

ゲームコーナーはスロットが多いのですが、結構レトロなものが多くて懐かしい気持ちになれます。

 

デッキに出てみます。

ファンネルがかっこいいです。

 

いしかりにはなかったベンチが設置されています。

その奥に見えるのはレストランの天窓です。

 

天窓といえば、きその1等インサイドには明かり取り用のすりガラスがあるという珍しい構造になっています。

窓がない部屋に宿泊すると時間感覚が麻痺してくるので良いものです。

 

 

  出港

定刻12時50分に仙台港を出港です。

同じ時間にも出港する船もいるようで、そちらはタグボートがアシストしていましたが、きそは自力で方向転換を行います。

 

出港すると姉妹船とのすれ違いイベントも時間的な猶予が生まれるので、このタイミングでレストランへ行ったりお昼ごはんにしたりするのが丁度よいです。

 

後編へ続く。