京都鉄道博物館へ行ってきました③ | 仙台はやての乗り鉄旅行ブログ

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前回の続き

 

 トワイライトプラザ

 

トワイライトエクスプレスは1989年から2016年まで運転していた寝台特急で、運転区間は大阪~札幌間の約1,500km、下りは22時間、上りは22時間50分かけて運行するJR分割民営化後としては日本一の長さを誇る豪華列車でした。

 

スロネフ25 501、第一編成の大阪方最後尾に連結されていたA個室寝台車です。

トワイライトエクスプレスの中で最も豪華な部屋かつプラチナチケットの展望スイートや1人用個室ロイヤルがある最高級の車両でした。

トワイライトエクスプレスは乗ったことはなく、18年前に直江津駅で1度見かけただけだったので、今も残っていれば絶対に乗りに行く車両だったと思います。

 

 

この後ろに連結されているのはスシ24 1、3号車の食堂車『ダイナープレヤデス』です。

北斗星の食堂車は夕食と朝食、予約不要のパブタイムと3部制だったのに対し、トワイライトエクスプレスは札幌行には昼食、大阪行にはティータイムが設定される4部制でした。

また比較になってしまいますが、北斗星は通年というか数年間メニューが固定だったのに対し、トワイライトエクスプレスは夕食で季節の食材を使ったりパブタイムでも内容がちょくちょく変わるなど明らかにリピーターを意識したような構成でした。

 

 

オハ25 551、4号車にあった『サロンデュノール』と呼ばれる展望サロン車です。

日本海が見えるように座席は海側を向いていて、内装も編成で若干異なっていました。

天井方向まで伸びる窓は今見ても改造車としてよくここまで出来たなと感心します。

 

カニ24 12(電源車)は老朽化によって展示を終え留置線に置いてありました。

 

EF81 103号機、トワイライト専用カラーに塗装された交直流両用電気機関車です。

トワイライトエクスプレスの牽引機として大阪~青森間の先頭に立っていました。

これがいつもの姿なのか分かりませんがヘッドマークが外されていました。

 

2016年に訪問した時はきちんとヘッドマークがついていて、風格がありました。

 

JR西日本のクルージングトレインにも『トワイライトエクスプレス』が受け継がれているように今なお高い人気を誇る車両を今も大切しているようで嬉しくなりました。

トワイライトエクスプレスに乗った人は単なる旅行ではなく、記念日を祝うなど大切な思い出の1ページとして乗った方が多いと思いますので、当時を懐かしむために訪れるのも良いと思います。

 

ブルートレインなどをはじめとして客車の牽引機として活躍したEF58 150もトワイライトプラザに置かれています。

唯一四国を走ったことがあるEF58という珍しい経歴を持っています。

 

2016年に訪れた時はあさかぜのヘッドマークがついていました。

こちらの方が引き締まって見えます。

 

後ろに連結されているのはオロネ24 4、日本海で使われていた客車です。

 

改造によって個室化される車両が多い中で開放型A寝台で残った車両です。

寝台がセットされた状態で運用に入っていたので座席の状態のほうが珍しいかも。

 

 

 

 扇形車庫

 

扇形車庫は1914年(大正3年)に建設された鉄筋コンクリート造の車庫であり、国の重要文化財ともなっています。

1972年に蒸気機関車の動態保存やノウハウを継承していく梅小路蒸気機関車館として開館し、京都鉄道博物館に編入されています。

 

1~7番までは動態保存車、8番以降は静態保存車なので近くで見ることが出来ます。

 

片道500mですが、実際のSLに乗ることも出来ます。

この日はハチロク(8630)でしたが、C56 160・C61 2・C62 2の計4種類が充当されます。

 

 

 

 

 まとめ

 

とにかく見応えがありますし、広いです。

全部をじっくり見ようと思うと半日位かかりますし、最後の車庫に辿り着く頃には結構時間も押していましたし、バテていました(苦笑)

大宮の鉄道博物館は歴史的価値が高いものや比較的古い車両が多く、逆に名古屋のリニア館は新しい車両が多いといった中で京都鉄道博物館は新旧バランスよく配置されているので幅広い年齢層に受け入れられやすいものに感じます。

京都の寺社を回るのも面白いですが、ここは空調もバッチリ効いているので夏は特に良い場所だと感じました。