博多南線とは
博多から博多南までの全長8.5kmを結ぶ路線が博多南線ですが、新幹線車両で運行される在来線として鉄道好きなら知らない人はいないのでは無いか呼ばれるくらい有名な路線です。
博多南駅に隣接する博多総合車両所は国鉄の車両基地として1974年に開設されました。
当時、この周辺は田畑が広がるような何も無い場所だったのですが、次第に住宅地として開発されていった経緯があります。
新幹線であれば、博多から博多南までは8分ほどで到着しますが、同区間を路線バスで行くとなると1時間ほどを要し、周辺住民が基地へ回送される新幹線に乗せてほしいと要望を出し、1990年に旅客運送が実現しました。
運用される車両
博多南駅のホームは8両編成までしか対応していないため、2023年現在だと500系、700系レールスター、N700系(8両)が運用に入ります。
博多発着のこだま号が博多南線に充当されることが多く、博多行の車両は次の運用のために車内清掃や点検を博多南駅ホーム上で行います。
博多南駅
住宅地の真ん中にある駅で、コンパクトに作られています。
それでも自動改札かつ有人駅舎となっているのはさすが新幹線車両が来る駅といったところでしょうか。
駅の真上を九州新幹線が走ります。
駅が立地していた那珂川町は人口増加に伴って、2018年に那珂川市へと移行しています。
JR西日本の新幹線の一大拠点ということで大量の新幹線が並びます。
日中こそ1時間1本ですが、朝夕は通勤通学利用者のために1時間に3本まで増便しています。
速度は100km/hも出ておらず、新幹線の走りとしては非常に穏やかです。
料金は運賃が200円、特定特急券が130円、合計330円(往復乗ることになるので660円)で新幹線車両に乗れるので、福岡で時間が余った際には乗ってみるのも面白いと思います。