珍しくなってきた自由席
東北新幹線では多種多様な新幹線が運行されています。
はやぶさ、こまち、つばさは全車指定席、やまびこ・なすのは短距離や通勤利用もあることから自由席も設定されています。
今や新幹線に乗るとなるとスマートフォンから予約をして乗るのが当たり前になりつつありますが、時間に縛られない自由席も選択肢として利用される方もいると思います。
また、大人の休日倶楽部パスのような乗り放題きっぷでは指定席の予約回数に制限があることから自由席を利用するケースもあると思います。
席の確保のために並ぶのは面倒だし座れるかも分からない不安要素がありつつも快適に座るためのテクニックを伝えたいと思います。
内容は随時更新しています。
先に結論から
検索エンジンからここへ辿り着いた人は結論を知りたいと思いますので先に書いておきます。
- 仙台発着やまびこ(特に100~199号)を狙う
- とりあえず2号車を狙う(座席数が多い)
- 17両編成のやまびこを狙う(可能であれば)
- 17両編成の場合、12号車以降を狙う
- 満席でも、途中駅での空席を狙う
- デッキに立つ場合、途中駅から人が乗り込む前に客室に入る
東京~仙台間を走る「やまびこ号」、利用区間は東京→仙台、仙台→東京を主に扱います。
車両説明
やまびこは大きく分けてE2系やまびことE5系やまびこの2種類が存在します
2つの大きな違いはコンセントがあるかどうかです。
E5系は窓側にコンセントがあり、E2系では設置されていない編成の方が多いです。
2024年3月ダイヤ改正によって、ほとんどの列車がE5系となりました。
E2系で運転されるのは
上り
- 202号[仙台6:07→東京8:14]
- 206号[仙台6:51→東京9:04]
- 216号[仙台16:01→東京18:16]
- 151号[東京17:28→仙台19:37]
- 155号[東京18:28→仙台20:23]
- 291号[那須塩原6:31→仙台7:35]
2つの違いはコンセントの有無でしたが、E2系は廃車が進んだことで東北新幹線は全列車の窓側にコンセントが設置され、違いは無くなりました。
どの列車に乗っても設備上の大きな違いはありません。
E2系は大きな窓で車窓を楽しみやすいのも特徴で、近いうちに引退するので今のうちに乗っておくのもありです。
狙う列車について
やまびこ号は大きく分けると
番号が2ケタの盛岡やまびこ
番号が100台の仙台やまびこ
番号が200台の仙台やまびこ
の3つに分けられます。
盛岡やまびこは比較的速いタイプですが運転区間が長く、乗車率は高めです。
(停車駅:上野、大宮、宇都宮、郡山、福島)
100台の仙台やまびこはつばさと連結する列車が多く、盛岡やまびこの停車駅に加えて、白石蔵王に停車するものもあり、やや所要時間は長くなります。
仙台発着ということで乗車率は少し下がりますし、仙台から乗る場合は始発となり自由席も並ばずに座れるので、おすすめの列車となります。
中にはつばさと連結せずに単独で運転されるものもあります。
番号が200台の仙台やまびこは新幹線全駅に停車するものもあり遅いですが、最も空いてる列車でもあります
狙う号車について
東京方の1~3号車が必ず自由席になります。
その中でも着席率が最も高いのは2号車です。
E5系の1号車は29席しかないので、列に並んでいる人が多いからと言って、1号車まで行ってしまうのは危険です。
なお、テクニックの話になりますが、満席だったとしても全員が終点まで乗るわけではないので、座席が空くのを待つのもテクニックの1つです。
2人がけの席の場合、隣に大きな荷物やスーツケースを置いて占領してるケースも見受けられるので、「ここに座ってもいいですか?」と声を掛けるのもテクニックです(苦笑)
声を掛ける勇気がなかったとしても車掌が通りかかれば、強制的に1席空く可能性があるので、目をつけておくと良いでしょう。
途中駅で人が降りたら乗り込んで来る人よりも先に客室に入ると言った技も使えます。
裏技 E6系やまびこ
数は少ないですが17両編成でE6系が連結されたやまびこも存在します。
この編成は自由席が1~3号車に加えて
12~17号車も自由席になっています。
上り
- 126号[仙台8:07→東京10:07]
- 152号[仙台17:25→東京19:28]
- 204号[仙台6:23→東京8:33]
- 220号[仙台19:20→東京21:44]
下り
- 53号[東京8:45→仙台10:50→盛岡12:06]
- 205号[東京7:44→仙台10:05]
- 219号[東京19:28→仙台21:38]
- 223号[東京21:44→仙台23:46]
以上がE6系やまびこなので参考にしてみてください。
改めて結論
- 仙台発着やまびこ(特に100~199号)を狙う
- とりあえず2号車を狙う(座席数が多い)
- 17両編成のやまびこを狙う(可能であれば)
- 17両編成の場合、12号車以降を狙う
- 満席でも、途中駅での空席を狙う
- デッキに立つ場合、途中駅から人が乗り込む前に客室に入る
せっかく新幹線に乗るのですから快適な旅を楽しんでください。