三内丸山遺跡は青森の観光する際には定番中の定番と言える場所で、『日本最大の縄文集落跡』として有名ですが、実はこれほど注目されるようになった元号が平成になってからという歴史が深いようで、浅い場所でもあります。
きっかけは1992年に青森県がこの場所に県営野球場を建設することを計画し、青森県教育委員会が事前調査をスタートしたことに始まります。
元々、江戸時代から土器や土偶が出土する場所として、地元では知られていたようですが、形式上では必要な調査ということで行われました。
ところが、調べてみると膨大な数の竪穴住居跡や、大量の土器・石器が次々と見つかりました。
その中でも特に特徴的だったのが、1994年7月に地中から直径約1m、深さ約2mもの巨大な穴が、正確に4.2mの間隔で6個、規則正しく並んだ状態で見つかり、さらに穴の底からは奇跡的に腐らずに残っていた巨大なクリの木の柱(直径約80cm)が発見されています。
ここから分かったのは高さ15mもの巨大な建造物があったということになります。
ちなみに屋根が無いように見えますが、こちらは何のために作られた建物だったのか謎のため、どんな屋根だったのかが判明していないことが影響し、そのままになっています。。
当時の歴史認識では縄文人は少人数で移動しながらその日暮らしのような原始的な生活をしていると考えられていたのですが、これほど巨大な建造物が見つかったとなると高度な技術とそれを統率する社会があったことを証明するものでした。
発見された1ヶ月後、当時の青森県知事である木村守男氏は「野球場の建設を中止し、遺跡をそのままの形で保存する」と発表しました。
本来であれば、遺跡の記録を残した上で野球場を建設するところだったところ、すでに球場の設計も終わって予算も使っていた中での異例の政治判断を行いました。
その後、2000年に 国の『特別史跡』に指定され、2021年に『北海道・北東北の縄文遺跡群』の構成資産として、ユネスコの世界文化遺産に登録されています。
結果的には大成功を収めた場所と言っても過言ではないでしょう。
アクセス・所要時間
そんな三内丸山遺跡ですが、行かれる際には注意点が2つあります。
まず最大の集落跡ということでそれなりに歩きます。
野外を1.5kmくらいは歩くものだと思ってください。
私は中の展示物を含めて全体を見るのに1時間半くらい掛かりました。
建物内には座れる場所が結構多いので適宜休みながら見学すると良いでしょう。
2つ目にアクセスです。
新青森駅からバスで15分ほど、青森駅からも行くことが出来ます。
徒歩圏内に青森県立美術館もありますので、合わせて訪問すると効率が良いでしょう。
観光シャトルバス『ねぶたん号』は土曜祝日であれば30分に1本ペースで運行されているのですが、平日だと1時間に1本なので、時間はきちんと調べてから乗ることをオススメします。
余談ですが、三内丸山遺跡のすぐ近くを東北新幹線が走っています。
よーく見ていれば車窓からも見える…かも?










































