井の中の蛙大海を知らず
「井戸の中に住んでいるカエルに海の話をしても分からない。 人はとかく狭い見識にとらわれて,他に広い世界があることを知らないで,自分の住んでいるところがすべてだと思い込んでしまっている。 自分の知らない世界があることを意識しましょう。」 という戒め。
自分の生きてきた世界が狭かったから、
急にいろいろなことが見えてきて感情的に追いつかない。
少しだけ色々なことが見えてきて、
心が苦しくなったり、寂しさを感じたり。
世界が狭いと、自分の事ばかり考えているから、
他人の気持ちが良く分からないのだと分かった。
他人の気持ちが分かると、今まで自分のしてきたことが、
押し寄せてきて、その時の相手の気持ちとか、少し分かるようになって、苦しくなった。
世界が広くなると、疎外感を感じやすいのだろうか?
寂しい気持ちが大きくなるのだろうか?
初めて井戸の中から出てきて
自分と他人は違うと感じて、初めて人の痛みが分かったのだろうか?
人はみんなひとりだ。
そう思ってたけど、今まで思っていたのと違う感じを今は感じる。
ひとりで孤独だ、という意味の理解が足りなかった。
人はみんな一人だからこそ、思いやりをもって、支えあって生きていく。
分かっていたつもり。
理解度が足りないのは薄々分かっていたけれど、
ほんとに全然分かってなかった。
一人だから大丈夫。
ではなく、一人だからこそ他に対しての思いやりが大切。
前に「薄っぺらい」って言われたのも
きっとそういう事。
無知は罪
もういい大人なのにまだまだ分からないことが沢山。
狭い世界の中で自分に閉じこもっていれば、
色々なことを見たり感じたりしなくていいから、
もっと楽だったのかもしれない。
でも、少しだけ知ってしまった今は、
苦しいけれど、それでも知って良かったと思う。
知らなかったら、これからも色々なことをちゃんと見れないで
近くにいる人を傷つけてしまうだろうから。
思いやりの気持ちだったり、
他人の気持ちが分からない人間で終わってしまうから。
今までしてこなかったことを、気づいたからといってすぐに変えることはできないかもしれないけど、今までとは違った目線や、思考回路でこれからは生きていけたらと思う。
思いやりのある、温かい人間になりたい。
人の気持ちが分かる人になりたい。
過去を振り返ると、
胸が痛くなり、吐き気がして食欲も出ない。
今まで出会ってきたすべての存在に、ごめんなさい。
そして、ありがとうございます。
今の私は、井戸の中から出てきた蛙。
外の世界が広すぎてショック状態。。。
何にも分かってなかった。
きっとまだなにが分かってないのか、分かってないけど、
気づく前よりは、少しだけ外の世界が見えた感じ。
私は自分を守るために、何も見ようとしないで、自分の世界の中にずっと閉じこもってたんだ。
「私は誰のものでもない」
そう思うのは、
「誰かのものになりたい」と思ってるからだ。
本当はそう思ってるのに、
頑なに
「誰のものにもならない」と思い続けてた。
これからはどうだろう。
自由でいたいと思うけど、
本当は誰かに依存したいのかもしれない。
自分の思う事の半分は、正反対の物事で、
どこかでそれを求めているのかもしれない。
まあとにかく、
カエルさんはようやく井戸の淵までたどり着いて、
びっくりショック状態で、食欲もないけれど、
せっせと日常を暮らしています。
まだまだ狭い世界に住んでいるけど、
怖がらずに少しづつ外の世界も見ていこうと思う。
私を成長させてくれている全ての存在に感謝いたします。