Rさんの続き⑦
次の週末。
当初は、初めてRさんの部屋へ行く予定だったハズ。
私の部屋にはもう3回来たし…そろそろねぇ
土曜夜に電話した際、私が「明日はRさんのお家へ行って、あとは◯◯デートだよね」と言ったのですが…
(◯◯とはRさんの住む街であり、市内有数のセレブな街のことであります)
Rさん「時間あるし、岩盤浴でも行かない?Chieちゃんももうスッピン見せてくれたし、大丈夫でしょ?」
私「えっ…岩盤浴とかって私は一人で行くものと思っていたけど私…体臭コンプレックスがあって、脇汗とかすごくて今年初めてボトックス注射をしたぐらいなの。」
なんて正直者な私
Rさん「臭かったら、クッサ〜って言ってあげるよ」
私「やだぁ~傷ついちゃう」
そんなやり取りを繰り広げ、
“もしかしたら朝7時くらいに私の部屋へ来るかも”
“少し一緒に寝てから出発”
何となく方向性が決まりましたが、何せルーズなRさんなので、「半信半疑としておくね」と伝えた。
それでも、来てくれた場合のことを考えると、朝はやたらと早く目覚めるし細かい部分の掃除なんかもしてしまう私。
朝、6時台にRさんのスタンプ到着。
私は7時頃に起床し、スタンプ送信。
すると、『まだトレーニング中だから、もう少ししたら連絡するね!なるべく早く行くようにする!』と連絡が来た。
基本は5時に起きてトレーニングするのが日課らしいけれど、今日はちょっと遅めかぁ。
トレーニング終わったらシャワーして…自分の見立てでは9時頃に来てくれるものと思っていた。
が…連絡が来ない
9時近くになり、『もうお出掛けの支度をすればいいんだよね?』と送信しお化粧を始めた。
私の中では、この日のメインはRさんのお家
9時半過ぎに『ごめん!仕事していたらこんな時間になってた!母親も10時半に出かけるみたいだから、準備して行くよ』
はぁ…
トレーニング中の連絡から、そのあとに仕事の行程があったの?無さそうに思えたけど…。
“仕事”に違和感をもち、『・・・。』と書かれているスタンプを送った。
今までの蓄積があり、嘘なのではないかと考え、涙がジワジワ。
10時半に電話が来る。
おそっ…1時間も何の準備があるの?と思ってしまうのは私の心が貧しいからなのでしょうか?
今から出るとのこと、11時頃に到着予想。
11時に電話が来る。
私「着いたー!?」
Rさん「まだなんだけど、俺、バスタオルとタオル忘れちゃったから貸してくれないー?」
えっ…
まだって…
何してたんだ
私「えっ、ほんとに岩盤浴行くの?私しっかりメイクも出来ちゃったんだけど。Rさんのお家にまず行かないの?タオルも持っていけるじゃん」
Rさん「今日義弟に貸してて…」
ここから私は、プツンと切れてしまった…。
私「嘘でしょ!後付けじゃん!そもそもRさんのお家に行くって話してたのになんで!?」
Rさん「嘘じゃない。急に貸してって言われて…岩盤浴行ってくるからいいよって。今更出てってとも言えないし…。タオル今から取ってきてもいい?」
予定よりも大幅に遅れていて、更に私は待たされるの?と思ったらまたヒートアップしてしまい…
私「とりあえず私の家に来てください!話し合いましょう!」
私のあまりの剣幕に、Rさんのピリつきも電話口から伝わってくる。別れ話を連想されたようだったが、今日のことを話しましょうと伝えて電話を切った。
涙が…
ジワジワどころか、ツーッとこぼれた。
それから30〜40分後に電話。
Rさん「着いたんだけど…。さっき道路の真ん中でエンストしちゃって…とりあえず来たけど、これはもうヤバいかもと思って…ディーラーに行っていい?」
17万キロ走らせてきた車がいよいよ寿命を訴え始めたようだ。
それから、慌てて中古車を探しに行ってしまい、この日のデートは中止となった。
私の涙が…ネガティブなパワーが働いてしまったのだろうか。エンストって
神様が、会わないほうがいいと思い起こしたのかも…。
私は翌日、彼からのごめんねのLINE後…
溜めてきたものを少しぶつけたく、軽いジャブのつもりで『Rさん既婚者疑惑(別居中含む)』を投げかけた。
Rさんからは、何なら独身証明取ってくるよと返信があったけれど、疑われていることに気分を悪くしてしまった。
次の週末は車探しもあり会わない予定となり、ギクシャクしたまま空白期間が続いてしまった…
つづく