夜は一緒に散歩しよ
<あらすじ>作家の横田卓郎は妻を亡くし、娘の千秋と一緒に暮らしていた。妻の死後、千秋は奇妙な絵を描くようになる。人ではない異形のものを。そして、ある日をきっかけに「青い顔の女」ばかりを描くようになった。千秋はその絵を「ママ」と呼び、絵を描くことに執着するようになる。もうひとつの執着。それは夜の散歩だった。第1回『幽』怪談文学賞長編部門大賞受賞作品。<感想>勝手に「夜のピクニック」的な話かと思って読み始めたので恐怖倍増。情景が目に浮かぶようで、映像化されたら絶対リタイアする感じの王道ホラーでした。ちょっぴり切なさもあり。完全に取り憑かれてエクソシストっている娘を諦めない卓郎の父性と人間性に感 動しました。2021年3冊目。