星をつなぐ手
<あらすじ>田舎町の本屋と、ある書店員の身に起こった奇跡を描き、全国書店員の共感を集め、2017年本屋大賞5位になった『桜風堂ものがたり』。その続編の登場です!郊外の桜野町にある桜風堂書店を託され、昔の仲間たちとともに『四月の魚』をヒット作に導いた月原一整。しかし地方の小さな書店であるだけに、人気作の配本がない、出版の営業も相手にしてくれない、という困難を抱えることになる。そんな折、昔在籍していた銀河堂書店のオーナーから呼び出される。そのオーナーが持ちかけた意外な提案とは。そして一整がその誠実な仕事によって築き上げてきた人と人とのつながりが新たな展開を呼び、そして桜野町に住む桜風堂書店を愛する人たちが集い、冬の「星祭り」の日に、ふたたび優しい奇跡を巻き起こす。<感想>シリーズものを知らずに途中から手に取ってしまったパターンwですが、著者の本屋に対する愛がひしひしと伝わってきて、ますます本が、本屋が好きになりました。本好きと本屋好きは決して同一ではないということにハッとさせられました。確かに、電子書籍派にとって本屋は廃れてしかるべき存在なのかもしれません。けれど、わたしはやはり本屋派で、お目当てではなかった本とも出会える幸せはきっとネットサーフィンでたまたま素敵な商品に出会う感覚と似ているから誰しもが共感してくれるのではないでしょうか。2020年298冊目。