練習の習慣化
次に、練習の習慣付け。
よく練習してくる子に聞くと、
「毎日夕飯食べたら練習するの」
と、練習が習慣になっているもので、感心します。
でも、これは、なかなか難しいことです
気長に気長に、やりましょう
習慣にするコツとしては、一日の中で練習する時間を決めること
例えば、おやつを食べたら練習、夕飯前に練習、などです。
見たいテレビとかぶらない時間、眠くならない時間など、
お子さんが練習に取り掛かりやすい時間に決めると良いと思います。
いつ練習するか決まっていると、より取り掛かりやすくなりますし、
「決めたことを守る」ということを覚えるいい機会です。
ピアノの上達のためだけでなく、良い生活習慣を付けるという意味でも、
長い目で見て役に立つことと思います。
疲れていて練習したくない日もあるでしょう
そういう日は、いつもより少しになっても構わないです。
毎日少しでも練習するのがピアノの上達への第一歩です
ちなみに、現在の私も練習する時間は決まっています
もういい大人ですが
決めていないと、家事や雑用、仕事に追われて、つい練習を後回しに~
そのため、朝家事を済ませた後と夕飯の後には練習することにしていて、
あとは空いた時間があればその時にやることにしています。
「練習する時間」を作っておくことは、大人の生徒さんにもオススメです。
次回は、最終回。
ご家族のお声かけについて書きます。
環境作り
今日は、子どもの生徒さんのお家での練習について、
書いてみたいと思います
「なかなか練習しなくて困るんです」
とお母さまから相談を受けることもある、この話題。
ピアノを習い事としている以上、避けては通れない道かもしれません。
ピアノの上達には、練習が欠かせません。
レッスンノートの「練習した曜日に色をぬろう」を活用したり、
練習シートを使ったり、意欲をかき立てる工夫はしていますが、
ご家庭での環境作り、練習の習慣付け、声かけも大事です。
まず、環境作り。
と言っても特別なことが必要なわけではなく、
「ピアノ聴いてるよ~」という雰囲気作りで十分です
リビングにピアノがあるなら、テレビは消したほうが集中できるでしょう。
ピアノが離れたお部屋にある場合は、お母さまも一緒に行ってあげると良いです。
子どもにとって、一人きりで練習するのは、大人が考える以上に孤独です。
私には子どもはいませんが、甥や姪(幼稚園児)を見ていると、ちょっとしたことでも、
「見てて~~~!!!」
と得意になって見せたがり、こちらが関心を示すとさらに頑張ってくれます
ピアノの練習もそれと同じかもしれません。
すぐ傍で付きっきりになる必要はないです。
家事をしながらで構わないので、
「上手に弾けたね~!」「今の曲、もう少しで弾けるようになりそうだから楽しみ!」
と、家族が関心を持っていることが伝わると、練習も楽しくなるはずです
長くなったので、このへんで。
次回は、練習の習慣付けについて書いてみます。