今日は月施餓鬼因縁供養でした。
この供養は、自身の罪の懺悔と御先祖の罪(因縁)も共に懺悔する供養です。
特に法華経は懺悔の経であり、仏様の教えに従って、日常生活の心の運び方も気づかせていただく事が大切です。
仏教でいう罪とは、法律や道徳とは少し違い、一切の存在は平等であるという真理に背き、妄念にとらわれたすべての言葉や行動となります。
私たちは常日頃、自分のことだけを考えて、みだりにあれやこれやと対立させ、差別し、物事にとらわれて愛着したり、憎しみを抱いたりしています。
この罪悪の源は自分自身の煩悩心によっており、私たちが誰でも等しく持っている仏性が、この煩悩のために隠され、見失っているということです。
この仏性を自覚し、磨き出すのが懺悔の祈り、お題目の修行です。