裏岩手縦走(2024,6,9~12)中編 | クララのブログ

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ハイキング、トレイル、登山など、山を中心とした活動の記録です。

大深山荘を後にし、再び歩き始めました。大深山荘の水場はこの湿原途中にありますので、そちら経由で行きました。ヒナザクラとショウジョウバカマのコラボシラネアオイも見事な株がいくつかありましたが、雨が上がったばかりで花が未だしっかり開いていません。ササの花を見つけました。60年に一度と言われていますので、見られるのはラッキーです。ムシトリスミレ 

この花が見られるのもラッキーです。甲信地方でも見られますが、数は少ないのでなかなかお目にかかれないからです。相棒の三ちゃん曰く、谷川岳には多くあるそうですが。白いイワカガミ

これまたなかなかお目にかかれません。小畚岳(こもっこだけ)到着です。本日宿泊の三ツ石山荘まであと3.3kmです。右端に見えているのが三ツ石山。ここを下ったコルに小屋はあります。その先は翌日に歩くルートです。イソツツジ 

初めてこの花を見たのは北海道で、まさかここで遇えるとは思いませんでした。ミネザクラ三ツ石山が近づいてきました。この日最後の登りにさしかかり段々と岩が増えてきました。山頂到着です。山頂は岩だらけでした。しかしそこに立つと下の松川温泉付近が見えます。白い煙が上がっているところがそれです。

山頂から下れば今日の宿です。この日の宿、三ツ石山荘が見えてきました。いよいよ到着。なんとこの日の行動時間は10時間でした。お疲れさまでした!

「宿」といっても避難小屋ですので当然自炊です。この日の水汲み当番は私とお客様4人、食事当番は三ちゃんでした。夕食は根曲り竹が入ったカレーとコシアブラとソーセージのソテーそれらの山菜が入った味噌汁でした。小屋の前には美しい沼が広がっています。翌朝、少し散策しました。出発前に小屋の前で記念撮影です。出発してすぐにキクザキイチゲに出逢いました。地面にちりばめられたオオカメノキの花はなかなか風情があります。昨日とうって変わっていい天気でした。この日最初のピーク・大松倉山に到着です。これから歩いて行くところが見えています。

左から右に延びる尾根を歩き、折り返してギザギザの稜線から奥に向けて一旦降ります。そして左端に見えている岩手山に登ります。姥倉分岐にこのような看板が立っていました。この手前の犬倉山分岐にも看板が立っていて、そこには「火山ガスのため黒倉山登山禁止」と書かれていました。そこで最初予定していなかった姥倉山に登ることにしました。看板に書いてあったように途中に噴気孔があり、写真ではよく分かりませんが煙が上がっています。ピンクテープはその目印です。山自体は緩い傾斜ですので、ラクに歩くことが出来ます。姥倉山の山頂は何の前触れもなく、案内もなく、突然現れました。背後に見えているのは岩手山です。

山頂から少し下ったところからは素晴らしい景色が広がっていました。真ん中付近の平坦なところは八幡平、小さなピークは茶臼岳、その左の綺麗なピークは畚岳です。この畚岳の手前から歩き始めました。さらに左に続く稜線を歩いてきました。再び姥倉分岐に戻ってきました。ここでお昼にしました。再び岩手山を目指して歩きだします。下には八幡平市が見えています。フイリミヤマスミレ見えているのは岩手山から北西に延びる屏風尾根です。

ここは歩きませんが、やはりギザギザになっている「鬼が城」というところを通過しなければなりません。このルートの核心部でいよいよそれが始まろうとしていました。

                   ・・・続く