裏岩手縦走(2014,6,9~12)前編 | クララのブログ

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ハイキング、トレイル、登山など、山を中心とした活動の記録です。

安比から岩手山を繋ぐ全長50kmの壮大なルートがあります。裏岩手縦走ルートです。

去年、八幡平を歩いていますので、その南側から岩手山まで歩いてきました。藤七温泉に前泊しました。夕食は山の幸を中心としたバイキングでした。翌朝、上から見た藤七温泉です。四角い桝のようなのは全て露天風呂です。

宿から20分ほどは車道歩きです。畚岳(もっこだけ)登山口に着きました。

ここから縦走路に入ります。最初から花のオンパレードでした。コヨウラクツツジオオカメノキは背が低く、花を間近に見ることが出来ます。ウスバスミレショウジョウバカマイワナシところどころ雪渓が残っています。オオバキスミレツバメオモトベニバナイチゴ ムラサキヤシオ

次から次へと花が現れるのでなかなか前に進みません。この日は一日雨の予報でした。特に午後からはかなりの降りになるとのことでしたが、思ったより早い時間から本格的な雨になりました。途中の沼では向こう岸にもミズバショウが咲いていました。ノウゴウイチゴオクエゾサイシン 

カンアオイなどと同じようにぱっと見はどこに花があるか分かりませんが・・・葉の下につつましく咲いています。 

東北の花の面白いところは甲信地方で見られる高山の花が低い標高で見られること、北海道で見られる花があることだと思います。ガスで周りは見えなかったのですが・・・思ったよりも早くに雨が上がってきて岩手山が見えてきました。緩やかなアップダウンを繰り返しながらの稜線歩きです。ミヤマスミレサンカヨウ 

濡れると花びらが透明になります。タケシマラン雨はすっかり上がり、歩いてきた稜線が見えるようになってきました。いくつかのピークを越えてきましたが、雨だったこともあり写真を撮っていなかったので嶮岨森(けんそもり)で一枚!鏡沼が見えてきました。ミネカエデ 

花が咲いています。キヌガサソウオオシラビソはねじ曲がっていました。きっと雪の重みに耐えてこうなったのでしょう。大深山荘に到着です。ここで休憩を取りました。皆さんが始めた作業は・・・採った根曲り竹の皮を剝くことです。今日の夕飯の材料を調達しながら歩いていたのでした。時間があるときに下処理をしていたのです。

                         ・・・続く