翌朝は5:00ごろ出発しました。
しばらく右岸の樹林帯を歩きます。
ところどころガレたところを横断します。
赤いイクラのようなものは実ではなく虫こぶです。
虫こぶは様々な木に様々な形態で出来ます。写真はナラハヒラタマルタマフシというものです。
シナノナデシコ
カワラナデシコはよく見かけますが、これは初めて見ました。調べてみたら日本固有種とのことでした。
ほとんど人が通らない道です。踏み跡に注意しながら歩きます。
クサボタン
大きな岩を抱く木の生命力に驚くばかりです。
ずっと渡渉ばかりだったのに突然橋が現れました。この先で渡渉はありませんでした。ここが別世界の入り口だったのです。
橋を渡った後は今までの藪に近い道が嘘のようでした。道形ははっきりしていましたし、とても歩き易いものでした。
この間縦走したルートが見えています。
右から龍王岳、鬼岳、獅子岳です。
アカヤマタケでしょうか。とても鮮やかでした。
避難小屋です。まるで駅の待合室のようだと思いました。
ここを抜けると黒部湖が見えてきます。
そしてほどなく平ノ渡場です。
登山道から木の階段(ハシゴ)を下ります。
湖畔までこの階段が続きます。
船は日に5往復(この時期は)あるのですが、到着した時間には便がなく、ほぼ2時間ここに居ることになってしまいました。
やっと待望の船が来ました。
着岸します。この船に飛び乗ります。
船は船頭さんを含めて12人乗りです。この日は私達以外に10人の乗船客が居ました。そのため、まず私達を含めて4人を乗せ出発しました(8人はお仲間だったので)。
写真は折り返しの船を待つ後発隊です。
対岸(平ノ小屋側)が見えてきました。乗船時間は5分ほどです。
到着し、階段を上ったところから振り返った写真です。
道は快適になりました。踏み固められていて傾斜もきつくなかったのです。
崩壊した場所のトラバースです。
まだこの頃は元気でした。
樹林に覆われている道ですが、所々から黒部湖が見えたりします。
相変わらずのハシゴです。
後で知ったのですが、関電工が整備しているのですね。道の整備は場所によって担当している小屋や事業所が違いますが、ハシゴできっちり整備されているのは関電工の管轄だからだったのです。
針ノ木谷を下っていたとき、南沢の先で急に立派な橋が出てきましたが、それはそこからが関電工の担当エリアだったからなのだと知りました。
ロッジくろよんが見えました。ロッジくろよんから30~40分でゴールですので、あと少しと思いましたがそれはぬか喜びでした。
道は湖に合わせてぐにゃぐにゃ回っていますので、実際にはここからさらに2時間半近くかかったのでした。
ブナの巨木に写真を撮りましたが、この頃にはかなりヘロヘロでした。
細かいアップダウンの繰り返しと、どこまで行ってもほとんど変わらない景色にやたら疲れてしまいました。時間帯も一番暑い時でしたので、それも響いたと思います。
やっとロッジくろよんです。
この先からはずっと舗装道でした。
黒部ダムが見えてきました。
吊橋を渡ってトンネルを抜け、ダムの上を渡れば黒部ダム駅です。
トンネルの中はひんやりしていて気持ちよかったです。
15:30ごろ黒部ダム駅に到着しました。
全行程を通して雨に降られませんでした(パラパラはありましたが)。
久々に冒険心を満たすような楽しい山行でした。
・・・完