椹池~甘利山(2024,5,22) | クララのブログ

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ハイキング、トレイル、登山など、山を中心とした活動の記録です。

韮崎に甘利山という山があります。

レンゲツツジと富士山の眺望で有名で、山頂近くまで車で行けるので気軽に行ける山です。しかしそれではつまらないので椹池(さわらいけ)から登るルートでご案内しました。スタート地点の椹池

ヤマツツジが咲き始めていました。朴の木もあり大きな蕾を見ることが出来ます。スタート地点からまずは南甘利山を目指します。途中にあった石祠 

昔はよく歩かれていた道なのでしょうか。ササバギンランはまだ蕾も固い感じでした。ハウチワカエデの花

小さくて可愛らしい花をつけますが、目立たないので注意してみないと気づきません。椹池では咲いていたヤマツツジが標高差200m上ではまだこれからです。ですが、蕾も艶やかで美しいですね。この日も気持ちのいい新緑を楽しみながら歩きます。南甘利山到着です。眺望はありません。この先は急な下りが続きます。大笹池到着です。

この池は湧水で出来ていて御勅使川(みだいがわ)の水源の一つでもあります。昔はもっとこんこんと水が湧いていて池も大きくイワナもいたそうですが、今では随分とこじんまりしてしまいました。それでも透明度のある池とそこに写る木々は美しく、まるで東山魁夷の絵のようでした。池を半周したところで一枚周囲はクリンソウの大群落です。満開には少し早かったですが楽しめました。ここから標高差230mほどを登ります。ミツバツツジが咲いていました。ツツジの中でもミツバツツジは早くに咲く花なので、こんなに見事な木がまだ残っているとは思いませんでした。ツクバキンモンソウ 

ニシキゴロモかキランソウか?

どちらか分からなかったので調べてみたらツクバキンモンソウでした。母種はニシキゴロモですのでそうそう間違ってはいなかったのですが(言い訳)。山頂からは雄大な富士山が見えるのですが、この日は雲の中でした。下界もうっすらとしか見えません。レンゲツツジはまだまだです。少し下がったところではご覧のような咲いている花も見られましたよ。チシオスミレ 

葉脈を血管に見立てているのですね。チゴユリ

甘利山の駐車場から車道脇を通る登山道を歩いて椹池まで戻りました。美しい大笹池をからめた一味違った甘利山を楽しんでいただけたものと思います。