鹿の子池~小河内山(2024,5,1~3) | クララのブログ

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ハイキング、トレイル、登山など、山を中心とした活動の記録です。

昨年好評だった鹿の子池へ今年も行くことにしました。

今年は2泊し、青笹山よりさらに奥の小笹平を目指しました。いきなり急登です。尾根に出ると道祖神がありました。昔は使われていた道だったのですね。

 

この日はかなりの雨が予想されていました。行くかやめるか悩みましたが、2日前の天気予報で少しいいほうに変わったため、予定通り行くことになりました。しかし昼過ぎから雨が降り始め、やむどころかどんどん激しくなっていったのです。途中、写真を撮る余裕はなかったのでいきなり鹿の子池です。上から見た幕営風景です。

とにかく寒かったですが、タープを張って直接雨に当たらないようになっただけで体感温度はだいぶ変わったと思います。その下でクロスオーバーを組み立てていただきました。あまり登場しない折り紙タープを今回は持参しました。大きなタープなので重いのですが、やはりこういう時には重宝します。

まだ17時でしたが、早々に夕食です。五目御飯と…豚汁にしました。何せ寒いのでとっとと寝袋に入りたかったのです。

翌日も天気はあまり良くなさそうでした。小笹平まで往復することを考えると朝5時くらいには出発しなければなりません。明朝も雨の中の行動だと考えると厳しいものがありました。三ちゃんと相談して、予定を変更して水無峠山から反対方向に位置する小河内山(おごうちやま)に目的を変えることにしました。ここだと往復5時間くらいです。翌朝はこんなでした。霧雨が降っていて周りがけむっていました。道なき道を、まずは水無峠山を目指して歩きます。水無峠山。昨年も看板の前で写真を撮りましたが、昨年の山頂とは違う場所です。何故か水無峠山の表示がそれぞれ違うピークであるのです。地図をみるとこちらが本物のようですが。ここから未知の世界に入ります。バイカオーレンが咲いていました。ここに限らずですが、人があまり足を踏み入れない山に咲く花は、多くの人が訪れる山よりも生き生きしているように感じます。このあともバイカオーレンは多く出てきて、斜面の下の方まで広がっているところもありました。笹原の広がる気持ちのいい尾根。晴れていれば展望もさぞかし素晴らしいことでしょう。目的地の小河内山。1峰2峰3峰とありますが、写真は1峰です。標高は書かれていますが、山名の表示はありません。水無峠山から来るとここが一番奥になりますので、ここから来た道を引き返します。3峰まで戻ってきました。何故か3峰にはちゃんと「小河内山」の表示があります。開く前のミヤマカタバミ。ハート形が折りたたまれていて不思議な形です。鹿の子池に戻ってきました。この日は火を起こすことが出来ました。夕食はチーズリゾット。ピクルスも作りましたが、写真を撮り忘れました。

この日も寒かったのですが、やはり焚火があるとだいぶ違います。お客様は楽しまれていました。翌朝の鹿の子池です。水面が鏡のようで美しかったです。何よりお日様が出ているのがものすごく嬉しかったです。いい天気ですが、下山です。途中にあったトリカブトの群落。緑の雑草のようなものは全てトリカブトです。ゴール近くで見つけたお墓には「元禄」の文字がありました。林道に出ると多くの花が咲いていました。写真はウツギです。ウワミズザクラ遠くに目をやると所々桜が見られました。下山後、白樺荘で入浴し、お昼ご飯を食べました。井川定食を頼んでみました。

左はわさび飯、天ぷらは山菜でその下にはアマゴがいました。

 

厳しい条件下でのテント泊山行でした。それでも南プスのゆったりした山容を楽しめたと思います。できれば晴れた日に歩きたかったところですが、今回の山行がお客様の経験値をうんと上げたことは言うまでもありません。