至仏山(2024,4,27~28) | クララのブログ

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ハイキング、トレイル、登山など、山を中心とした活動の記録です。

残雪期の至仏山に行ってきました。電車で移動するお客様のことを考えると日帰りで行くのは難しいため、尾瀬戸倉で前泊しました。お世話になった宿です。この日は風呂に入って夕食を食べるのみ。ですが、お客様は「上毛高原駅からここまで長かった~」とおっしゃってました。お料理の量はちょうどよかったです。天ぷらはあとから揚げたての行者ニンニクが出ました。デザート 

翌朝は朝5時に宿を出ました。5時半(始発)に出る鳩待峠行きのバスに乗りたかったからです。バス乗り場は既にこの混雑でした。左側の列は乗車券を買うため、右側のはバス・タクシー乗車のための列です。今年からバス・タクシー乗車券が300円値上げになったのですが(そのため片道は1,300円)、これがチケット購入の混雑の一因だと思います。千円札一枚とそれにプラス百円玉3枚では手間が違います。その上ここの券売機は一枚ずつしか買えないんですよ。一枚買ってまたお金を入れて一枚買う。複数枚買う人は時間がかかるので、列は全然進みません。

お客様が手分けして並んでくださいましたので(券売機組と乗車待ち組)、どうにか予定の10分遅れでタクシーに乗ることが出来ました。鳩待峠は小屋が改築工事をしているため、今年は営業していません。ここから時計回りに歩きます。木の根元には深い穴が出来ていました。春ですね。しばらく緩い登りですのでツボ足で行きました。なにせ空の色が素晴らしい! こんなピーカンは久々です。左が小至仏山、右は至仏山途中で視界が開けました。右から燧ケ岳、会津駒ケ岳、景鶴山いよいよ本格的な登りとなります。ここでアイゼンを着けていただきました。まずは小至仏山。山頂には雪がありませんでしたので、慎重に歩きました。来た道を少し戻りルートに入ります。夏道とは違い、稜線の東側をトラバースします。至仏山が近づいてきました。ホシガラスがポツンと止まっていました。至仏山頂です。実はここで写真を撮るのも順番待ちでした。真ん中あたりの細長い雲のように見えるところは飯豊山

その右手前は平が岳中央左寄りの丸と三角の組み合わせの山は妙高山まったり楽しんだあと下山開始です。

無雪期の登山シーズン中、山の鼻からのルートは登りにしか使うことが出来ません(下りは禁止)。この時期だけ下りで使うことが出来るのです。当然、期間限定のそのルートを取りました。この時期でしか見られない景色です(登りながら振り返れば見られますが)。下りの中ごろは既に雪がなくアイゼンを外していただきましたが、下方でまた雪が出てきて再びアイゼンを着けていただきました。それでもところどころこんなところが出てきて、慎重に降りなければなりません。それにしても人が多い。歩いている人だけでなく、尻セードしている人も多かったです(そのほうが多かったかも)。山の鼻で昼食にしました。ここから鳩待峠までは比較的緩やかな登りなのですが、疲れている身には結構きつかったです。途中に小さなミズバショウがたくさんありました。

鳩待峠には14時ごろ着きました。7時間半の登山でした。

今シーズンの雪山登山の最後は素晴らしい天気と眺望を楽しめたものとなりました。