神津牧場をあとにして香坂峠へと向かいました。ここから矢川峠までは昨年歩いた道を行きます。
しばらくは気持ちのいい牧草地です。
山道に変わり急な下りを降りていきます。
石仏があり、昔に往来があった道に出たことが分かります。
香坂峠です。物見山との分岐でもあります。
しばらくは東側が切れている道が続きます。
おかげで見晴らしがなかなかいいです。
右上に見えているのは妙義山、赤い矢印は一本岩です。その左下に見えているのは高立集落。さらに歩いて行って撮った一本岩
矢川峠到着です。
ここから先は未知数でした。地図上に徒歩道は書いてあるのですが、ちゃんと道があるか何となく怪しいのです。おまけに下部でかなりの傾斜が予想される場所があるのでした。一応、林道はありますが、落石だらけで全く使われていません。
途中でテンを見ました。近寄ってはこないものの長い間ウロウロしていてくれました。テンを見るのは三度目でしたが、こんなにじっくり見たのは初めてでした。
思った通り、道は途中で寸断されていました。後ろを振り返るとかなり崩落したことが分かります。
道跡を追うのをやめ、尾根筋を歩きます。
熊の爪痕がたくさん
危険な箇所が出てきてロープを張りました。
下から見るとこんな感じです。
全員無事に通過しました。
降りたところに立派な馬頭観音がありました。昔の道と交叉したところに降りてきたのですね。感動しました。
地図上ではこのあとも急斜面が出てくる感じでしたが、幸いここからは道形がしっかりしていて問題なく歩くことが出来ました。見下ろしていた一本岩を見上げる位置になりました。
これが一本岩の根元です。この東側から幕営地に戻ります。
昨日は気づきませんでしたが、エンゴサクが咲いていました。
撤収し、高立の集落へ戻ってきました。
一本岩をシンボルにした楽しい山行でした。
・・・完