美ケ原スノーシュー(2024,2,15~17)後編 | クララのブログ

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ハイキング、トレイル、登山など、山を中心とした活動の記録です。

9:30に出発し、茶臼山に向かいました。この日も朝からガスガスでした。時折、きりが薄くなり周りの木々が見えます。昨晩少しは雪が降ったようで霧氷+雪といった感じでした。美ケ原にしては珍しく無風状態で、今日もこのままガスガスか、と思いましたが・・・ガスガスながらも青空が広がってきました。茶臼山への最後の登りではご覧の通りでした。さすがに後ろの景色は見えませんでしたが、陽が降り注ぎ気持ちのいい山頂でした。ここでお昼の鍋にしました。朝についたお餅を油揚げに入れて巾着にし、それを煮込みました。これを作りたいがために味付け無しのお餅をいただいたのでした。みんなでワイワイ言いながら作って食べてのお昼でした。本当に珍しく無風で居心地は良かったのですが、残念ながら周りの山々が見えません。仕方なく来た道を戻り始めました。帰りは下り基調ですので楽ちんです。なんと北アルプスが少しずつ見え始めました。霧氷はやはりブルーバックの方が美しいです。振り返ると八ヶ岳も綺麗に見えているではありませんか。お客様からは歓声が上がりました。美しの塔付近まで戻ってくる頃には北アルプスがここまで見えるようになっていました。朝に何も見えなかった分、この劇的な変化には皆さん大喜びでした。部屋に戻ってから撮った一枚です。左端は蓼科山、それに続く八ヶ岳連峰、右の少し低い台地のようなのは霧ケ峰です。

午後に雲海に浮かぶ八ヶ岳が見えるのは珍しいです。この日の夕食です。今日も美味しかったです。

ふる里館では星空観察会があるのですが、昨日、今日と中止になりましたので、おとなしく寝ることにしました。

 

最終日は王が頭へ向かいました。ホテル前にある牛伏山への登り口の牛です(本日のルートとは関係ないです)。ぼこぼこ盛り上がっているのはスノーシューで歩いた跡ですね。スノーシューで踏み固められ、そのあとで周りの雪が風で吹き飛ばされるとこんな風に盛り上がった足跡が出来るのです。雪の時の魅力の一つは普段歩けないところが歩けることだと思います。

牧場内に立っている木々を目指します。目指していた所に来ました。夏には立ち入ることが出来ない場所です。ここから少し登ったところでは凍り付いた大地の上を吹き渡る風を見ました。美ケ原最高峰、王が頭です。昨日とは違い、天気は悪くないのに山々には雲がかかっていました。

左から八ヶ岳、富士山、南アルプス…の筈なんですが。北アルプス方面のほうがいい感じでした。急斜面でちょっと遊びました。尻セードで滑り降りたのです。沢まで降りて登り返します。沢にはうっすらと水が流れた跡がありました。何年もこのルートを歩いていますが、この時期に水の痕跡を見たのは初めてでした。沢から登り返すと目の前に美しの塔です。

順調にホテルまで戻りツアーを終了しました。

今年は久々に天気と雪に恵まれました。

                       ・・・完