大日古道と井川村(2022,10,17~18)後編 | クララのブログ

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ハイキング、トレイル、登山など、山を中心とした活動の記録です。

翌日は井川村の散策でした。諏訪神社 

鎌倉時代に信州から入ってきた諏訪神社の信仰。井川の田代地区にあります。ここで行われる祭りではヤマメ寿司が振舞われますが、この地区の人しか食べることが出来ないんだとか。中野観音堂 室町時代に建立されました。

この裏手に集められた石仏があります。途中で見つけたお茶の実橋を作るときにいけにえとなった人たちを供養するお地蔵さま 

昭和32年に井川ダムが出来、周辺の村は湖底に沈みました。今は橋ではなく、対岸には船で渡ります。欠航なのは定期船の話。渡船は話をすれば、乗ることが出来ます。井川の集落が良く見えました。下船場所に到着です。おさらいです。昨日はピクニック広場から一番観音まで歩きました。今日は現在地から二本松の少し上までを歩きます。この二本松の少し上には七番観音があります。こちら側で唯一残っているオリジナルの石仏です。これ以外は回収され中野観音堂のところに集められているのでした。それぞれの観音様に持ち主(つまり寄贈した人)がいるわけですが、回収するにもその方たちの同意が必要です。この七番の持ち主(の子孫)だけは回収を拒否したため、このままここに残っているのだとか。何故かそのすぐ下に新しい七番観音がありました。

道を戻りまた乗船しました。お願いして井川ダムのほうを回ってもらいました。最後に訪れたのは井川神社です。ダム建設によって五社が合祀した神社です。それぞれの狛犬もこちらに移りましたので、3組が同じ場所に奉納されています。しかもただの狛犬ではなく、山犬(オオカミ)というのも興味深かったです。奥から鳥居のある方をみるとこんな感じです。

 

解散後、静岡おでんを食べに行きました。関東のおでんのイメージを覆す外見にショックを受けました(笑)

これをさらに味噌に浸します。見た目と裏腹に(すみません)美味しかったです。

今回はいつもと違う研修でしたが、印象に残るものでした。限界集落の井川は懐かしさと新鮮さを持った不思議な場所でした。

                        ・・・完