爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳(2022,9,9~11)後編 | クララのブログ

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ハイキング、トレイル、登山など、山を中心とした活動の記録です。

鹿島槍ヶ岳は双耳峰です。やはり両方のピークに行かなければ片手落ちですよね。ということで北峰に向かいます。最初からいきなり高度感のある岩場です。そのあとも気が抜けません。細いトラバースを歩きます。クロトウヒレン雪渓が出てきました。道はこの上を通っているのでここを歩くことはありません。五竜へ行く道との分岐です。ついに北峰到着です。山頂には私たち以外誰もいませんでした。

もと来た道を戻ります。南峰から下る途中でオコジョと遇いました。写真は撮ったのですが、何せ動きが早くてちゃんと撮れているのか分かりません。分かっているのはほとんど「ウォーリーを探せ」状態で、どこにいるのか私ですら分からないということです(笑)

このあとも何回かオコジョを見かけましたが、やはり動きが早くてうまく写真を撮れませんでした。行きにパスした布引山にも立ち寄りました。

お昼は冷池山荘でとりました。私はラーメンを注文しました。チャーシューが美味しかったです。山荘の名前の由来である冷池。ビックリするほど小さい池です。段々とガスが上がり始めてきました。やっと剣岳が見えました。行く手に見えてきたのは昨日パスした爺ヶ岳南峰です。ウラシマツツジが日の光を浴びて輝いていました。振り返ると歩いてきた道が見えています。鹿島槍ヶ岳、布引山も冷池山荘も全て見えました。爺ヶ岳南峰。今回の山行では最後のピークです。やはり空は青く、背後に山が見える方がいいですね。昨日感動した白いオヤマノリンドウを再び。リンドウは日が射さないと花が開きません。期待通り、花が開きかけていました。種池山荘には15:30ごろ到着しました。夕食です。翌朝、部屋から見た鹿島槍です。ものぐさして写真を撮りましたが、あまりに綺麗なので外に出てみることにしました。まだ月が白く浮き出ていました。遥か南には富士山も見えていて、小屋の前では大勢の人が写真を撮っていました。

朝食後、下山を開始しました。先ほどまでいた種池山荘です。

柏原新道はよく整備されていて傾斜も緩いので簡単にゴールできると思ったのですが、意外と長く感じました。下に扇沢駅の駐車場が見えてきました。標識には「扇沢40分」とあったので、その手前のゴールまで20分くらいかと思ったのですが、そんな甘くありませんでした。登山口まで1時間かかりました。

下山後、大町温泉の薬師の湯で入浴、昼食としました。私が頼んだのは温玉カレーうどん 

食後、大町の山岳博物館に行きました。「各自で見学」としたのですが、結局皆さんであれこれ言いながら見学することに。他に見学者がいなかったので出来たことですね。最後は博物館内のカフェ「もるげんろーと」でお茶にしました。サービスでジャスミン茶もご馳走してくれましたよ。

 

初日の激しい雨は大変でしたが、装備などいろいろ気づくことはあったと思います。そしてライチョウやオコジョにはたっぷり遇えた旅でした。楽しさと厳しさとを経験していただいた山旅となったことと思います。

                 ・・・完