宮之浦岳、永田岳(2022,8,24~27)中編 | クララのブログ

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ハイキング、トレイル、登山など、山を中心とした活動の記録です。

宮之浦岳をあとにし、焼野三叉路を目指します。焼野三叉路まで来ました。昨年はここから新高塚小屋方面(写真の右方向)に向かいました。今年は永田岳方面(写真の左上方面)に向かいます。いよいよ未知の世界へと踏み入れます。途中で悠々と草を食む雄のヤクシカに遇いました。直ぐ近くを通ったのですが、気に留める気配は一切ありませんでした。これから行く道が見えています。笹原の気持ちのいい登山道です。三ちゃんの声に振り返ると・・・宮之浦岳が見えているではありませんか!行く手には永田岳も見えてきました。またオスのヤクシカに出会いました。やはりこちらのことは気にしていません。本州の鹿に比べると小さいヤクシカですが、さきほどといい今回といい比較的大きな個体でした。

焼野三叉路を過ぎてから野生動物の影がぐんと濃くなりました。実はこのあと、サルの群れに囲まれて少し怖い思いをしました。何事もなく通過することが出来ましたが、去年歩いた道よりも遥かに屋久島の自然の中に身を置いていることを強く実感したのでした。永田岳山頂直下のロープ。これを登れば頂上です。ついに来ました!なんと綺麗な状態のヤクシマリンドウが咲いていました。こんな大きな株もありました。栗生岳で見たときは時期が遅すぎたとガッカリしましたが、永田岳で立派なヤクシマリンドウを見ることが出来、感激でした。ゆっくり過ごした後、今夜の宿泊地・鹿之沢小屋へ向かいました。ヤクシマママコナ 

ものすごく花が小さいです。これに限らず、どの花も本州のものと比べて遥かに小さいのが屋久島の特色です。大きな岩をロープで下るところもありましたが、ステップはちゃんと切ってありました。笹原から樹林帯と変わり、木の根っこを利用したり避けたりしながらどんどん下っていきます。小屋に到着しました。以前は床が抜けてて使えない状態でしたが、今年の2月に改修したとのことでした。すぐ近くに水量豊富な水場があり助かりました。お疲れさまでした。 この日の夕食です。

味噌汁(左)と親子丼(ご飯投入前)。奥はお客さんが持ってきてくださったおつまみです。

この日の小屋は私達だけでした。床の改修が済んだことで利用者がいるのではと思っていたので拍子抜けしました。しかしお陰で心置きなく過ごすことが出来たのです。

                       …続く