宮之浦岳、永田岳(2022,8,24~27)前編 | クララのブログ

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ハイキング、トレイル、登山など、山を中心とした活動の記録です。

昨年、宮之浦岳を組んだ時、お客様から「永田岳もやりたい」と言われました。昨年の行程ではさすがに無理でしたので、今年永田岳に登るツアーを行いました。

登山口へはタクシーで向かいましたが、その途中車窓から見えたのが愛子岳そして太忠岳(たちゅうだけ)屋久島は麓から眺めることが出来ない山を奥岳、沿岸部から眺められる山を前岳と呼びます。愛子岳も太忠岳も前岳の名峰で、一度は登りたい山です。淀川登山口です。初日は石塚小屋を目指します。よく整備された道を進みます。世界遺産を示す看板屋久島は水の山です。至る所に清らかな水が流れています。網の目のように木の根っこが張り巡らされていますが、そんなに歩きにくくありません。途中の展望台から見た黒味岳小花之江河まで来ました。ホッとできるオアシスのようです。さらにその先にある花之江河(はなのえごう)。ここは分岐点でそのまま北に進めば宮之浦岳、東に行けばヤクスギランドに出ます。

石塚小屋を目指している私達はヤクスギランドへの道をたどります。分岐から10分ほどで以前の小屋跡です。タクシーの運転手さんに聞いたのですが、火事で焼けてしまったそうです。この位置だったらラクで良かったのですが、ここからが大変でした。道が沢になったのか、沢に道をつけたのか・・・(笑)滑りそうな岩を歩いたり梯子を降りるところもありました。それでも途中から高盤岳(こうばんだけ)が見えてテンション上がりました。山頂にあるのは豆腐岩。この山も気になる山です。写真には写っていませんが、この辺りが水場でした。本日の宿泊地、石塚小屋です。調べるとこの小屋が一番人気がないとのことで私たちの貸し切りと思ったのですが・・・。私たちのすぐ後に大学の山岳部の皆さんがやってきて共有することになりました。まずは乾杯!  いつも三ちゃん、有難う!この日の夕食(カレーとみそ汁)とお客さん持参のおつまみ

小屋はヤクシマヒメネズミが出没します。そのため食料は全て吊るしておきます。小屋内にはそのためのロープが張られています。お客様は偶然、床下に潜るこのネズミを見たそうです。私は残念ながら(笑)、見ることが出来ませんでした。

 

翌朝は5時に出発しました。昨日来た道を花之江河まで戻らなければなりません。危険個所も慎重に進みます。少しずつ辺りが明るくなってきました。

花之江河から先、宮之浦岳への登山道はよく整備されていてハイウェイのようでした。ですが、こんな登りも所々あります。栗生岳(くりおだけ)でヤクシマリンドウを見つけました。高いところに咲いていて近づくことは出来ません。

栗生岳で一休みした後、急登を登りあげると宮之浦岳です。皆さんは去年もご参加くださりましたので、二度目の宮之浦岳登頂となりました。ガスで今年も残念ながら何も見えませんでした。

                   …続く