裏銀座縦走(2022,8,10~14)完結編 | クララのブログ

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ハイキング、トレイル、登山など、山を中心とした活動の記録です。

鷲羽岳山頂で会った方に烏帽子小屋から三俣山荘まで一気に歩いたことを話したら「すごいですね」とビックリされました。若い方には普通かもしれませんが、そこそこ人生を長く歩いている皆様ですので、やはりチャレンジだったことは間違いありません。

憧れの鷲羽岳を満喫していただいたあと、来た道を戻りました。小屋にデポしておいた荷物をパッキングして、鏡平に向けて出発しました。ミヤマリンドウ途中で振り返って見たところ

右から鷲羽岳、真砂岳、水晶岳ハクサンフウロ台風が近づいてきていましたので一番心配な日でしたが、一番天気がいい日となりました。

皆さん、稜線は歩いたことがありますので巻道を行きました。やっと双六岳の中腹に出て、双六小屋が見えるところまで来ました。

お昼はこの双六小屋でとりました。私が頼んだのは山菜うどん小屋の前から歩いてきた山々が見えました。

左寄りの白い大きな山が鷲羽岳。その左肩にちょっと見えているのが水晶岳。右側の稜線途中の白っぽいところが野口五郎岳です。

裏銀座縦走路はここから槍ヶ岳へ向かいますが、私達はここから鏡平へと向かいました。

双六小屋からは登りになりますが、稜線にでてしまえばあとは緩いアップダウンの快適な道です。トリカブトナナカマドの実クルマユリ 

いつものように花の写真を撮りつつ歩いていると・・・なんと道のど真ん中にライチョウがいるではないですか!脇を見るともう一羽、砂浴びをしているようでした。二羽とも逃げる気配がなくしばらく居ましたが、私達が歩き始めると砂浴びをしていた一羽は茂みの中へと駆け込んでいきました。もう一羽はしばらくの間、私達を先導するかのように前を歩いていました。そして途中でようやくハイマツの中へと消えていったのでした。しばらくは興奮冷めやらぬ感じでした。今日の宿泊地、鏡平山荘が見えてきました。

弓折乗越から下る途中でニッコウキスゲを見つけました。まだまだ綺麗な状態でちょっと意外でした。鏡平山荘にいよいよ到着です。ここも水かさが随分減っていました。最後の反省会そして鏡平山荘の夕食です。

 

最終日は下るだけですので急ぎませんでした。そのため皆さん、モーニングコーヒーを楽しまれていました。鏡平のコーヒーはちゃんとドリップしたコーヒーです。本当に美味しかったです。

 

穏やかな朝でした。

鏡池で槍ヶ岳をバックに一枚シシウドが原までは順調でしたが、その後はすれ違い待ちが多くてなかなか前に進みませんでした。おかげで植物観察はよくできました。タケシマランの実オガラバナの種ウバユリ 

下山後はいつもの中崎山荘で入浴し昼食を取りました。ホウ葉みそステーキ 

長いようで短いような5日間でした。ハードな山行でしたが、皆さんで歩き通せてよかったです。

今回行けなかった水晶岳のリベンジを誓って解散したのでした。

                          ・・・完