裏銀座縦走(2022,8,10~14)中編 | クララのブログ

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ハイキング、トレイル、登山など、山を中心とした活動の記録です。

昨年は野口五郎岳で引き返したため、ここから先はお客様にとって未知の世界です。

野口五郎岳を下り真砂岳が近づいてくると眼下に五郎池が見えてきます。ところが今年は池に水がありませんでした。真ん中のくぼ地(左側が白いところ)が本来は五郎池です。縦走路は細かったり…岩場のアップダウンが続きます。雨は相変わらず降り続いていましたので、岩場では慎重にならざるを得ません。周りはガスでよく見えず、水晶小屋は突然現れた感じでした。ここに泊まれれば問題ないのですが予約が取れず、今日は三俣山荘まで行かなければなりません。風雨の強さもあり、水晶岳を断念して三俣山荘へ向かいました。一刻も早く小屋に着くために鷲羽岳を通るルートではなく、岩苔乗越からのルートを選びました。三俣山荘が見えてきました。ところがここからが長かったです。下りきったところの分岐から登り返すと「黒部川水源地」の石標があります。チングルマに水滴が着いてキレイでした。

三俣山荘には16時半に到着しました。三俣山荘名物、ジビエシチュー夕食後の反省会 

風雨のなか12時間もの行動でした。皆さんよく頑張られました。

 

翌朝、小屋から見た鷲羽岳です。すっきりキレイに見えていました。この日はまずこれに登ります。現在整備が進んでいる伊藤新道の真新しい道標が立っていました。

鷲羽へは最初はザレたジグザグの道が続きます。あっという間に高度を稼ぎ、三俣山荘が小さくなりました。

背後の山は右から三俣蓮華、丸山、双六岳です。

 「あっ槍だ!」お客さんの声に見上げると・・・みんな歓声を上げて写真を撮っていました。

歩いているうちに雲はなくなり、素晴らしい槍ヶ岳を見ることが出来ました。そして周りの山々も見ることが出来ました。真ん中笠ヶ岳。右は双六岳黒部五郎岳山頂が見えてきました。このころからガスがかかり始めました。眼下には鷲羽池が見えています。時間があれば寄りたいところですが、今回は諦めました。鷲羽岳山頂です。あいにく山頂からは何も見えませんでしたが、登ってくる最中にいろいろな山を見ることが出来たのでよかったです。

                         …続く