去年、鷲羽・水晶岳にトライしたときは台風のために途中敗退しました。
今年こそはと再びツアーを行いました。
一日目は七倉山荘前泊です。この日は打ち上げかと思うような豪勢な夕食でした。
翌日はタクシーで高瀬ダムまで入りました。
河岸に降り20分ほど砂地を歩きます。
登山口に着きました。いよいよここから裏銀座の縦走が始まります。
山はもう秋です。多くの草の実を見つけました。
マイヅルソウ
ゴゼンタチバナ
アマドコロ
ブナ立尾根は北アルプス三大急登の一つです。重い荷物は一歩足を繰り出すたびにみしみしと筋肉を蝕んでいくような感じがしました。
前烏帽子岳が見えてきました。これが見えてくると烏帽子小屋は近いです。
烏帽子小屋に到着しました。小屋の前のイワギキョウは相変わらず見事でした。
今回はテント泊です。本当は小屋泊にしたかったのですが、予約が取れませんでした。そのため、やむを得ずのテント泊でした。あのブナ立尾根をテント装備で登ったのです。さすがのお客様たちでした。
テン場のロケーションは良かったです。すぐ脇には池がありました。
そしてその先には燕岳(赤い矢印)と大天井岳(黄色い矢印)が見えていました。
一段落したところで乾杯!とにかく暑かったです。黙っていても水はお湯になっている状態でした。外にいたら熱中症になりそうでしたので、小屋の自炊室を使わせていただけて良かったです。
この日の夕食
いなり寿司、きゅうりの即席漬け、ウズラの煮卵、味噌汁
あんなに暑かったのに日が傾きだすと急激に寒くなっていきました。夕食後は早々に床に就いたのでした。
翌日は4時半に出発しました。長い縦走の中で一番行動時間が長い日です。ですが、この後は全て小屋泊でした。
今回、烏帽子小屋でのテント泊を可能にしたのはガイド仲間の三ちゃんの助けがあったからでした。お客様が使ったテントは彼が歩荷として降ろしてくれることになっていました。
彼に荷物を託しスタートです。テン場を出てすぐに岩尾根になります。
皆さんが歩いてくる背後の空は白み始めていました。辺りが明るくなり出すと高瀬ダムが見えました。
最初に登る三ツ岳は赤く染まっていました。
イワギキョウ
大きな虹が現れました。
歩き出したときは天気はそんなに悪くありませんでした。ところが途中から雨が降り出し、風も強くなってきました。いろいろなハプニングもあり、野口五郎岳までのあいだの写真がありません。野口五郎岳です。
振り返ると今まで歩いてきた道が見えました。
…続く