平ヶ岳(2022,8,6~7) | クララのブログ

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ハイキング、トレイル、登山など、山を中心とした活動の記録です。

平ヶ岳に行ってきました。

ルートはいくつかありますが、とにかく長いのです。最短の中ノ岐登山口へは許可車でないと入ることが出来ません。銀山平に数軒ある宿泊施設に泊まれば、この登山口までバスで行くことが出来ます。そこで銀山平に前泊し、宿のバスを利用して中ノ岐登山口からの山行を行いました。

泊まったのは湖山荘この日は反省することがなにもありませんので、前夜祭ということで。お料理が良かったです。枝のようなのはウワミズザクラ。チェリーの味がして、私はすっかり気に入ってしまいました。豚肉のホイル焼きも良かったです。

この日は早々に床に着きました。

翌朝は4時出発でした。バスに揺られること90分、登山口に到着です。宿を出る時は真っ暗でしたが、スタート時には明るくなっていました。ノリウツギ

やや下ってすぐに沢を渡ります。脇を流れる滝が涼しげでした。渡りきると登山道になります。特徴ある場所です。ここまで50分と聞いていましたが、30分で来てしまいました。「楽勝じゃん」と思いましたが、ここから先が長かったです。ポツンと置かれた石仏。新しそうなので歴史的なものではなさそうです。

段差の大きい急坂をひたすら登ります。途中にちらほら見られる花に励まされている気がしました。アリドオシアカモノの実急な登りが終わると別世界に到着します。この落差が魅力の一つですね。湿原の中の小高い丘に向かいます。そこに玉子石があります。なんとも不思議な石です。基部は細く、よく倒れないなという感じです。後ろに見えているのは剣ヶ倉。雲の中に巻機山があります。少し戻り東へ向かいます。どこまでも気持ちのいい笹原が続きます。池塘のすぐそばを通ります。キンコウカは今が盛りでした。モウセンゴケ

食虫植物です。枝(?)のようなものが伸びててっぺんについているのは蕾です。白い小さな花が咲きます。登山道途中で見つけたオニシオガマ平が岳山頂到着です。

本来なら至仏山や上州武尊などが見えるのですが、あいにく雲が上がってきてしまい何も見えませんでした。でも花は楽しめましたよ。イワショウブツルコケモモ

お客様のKさんが見つけてくださいました。図鑑では見たことがありましたが、本物を見たのは初めてでした。

お昼休憩をしたあと(といっても朝の8時ごろでしたが)、姫ノ池に向かいました。姫ノ池は本当にきれいなところです。好きな場所でもあります。青空が見え空に浮かぶ雲が池塘に写って絵のようでした。振り返ると先ほどいた平ヶ岳が見えました。ハクサンコザクラを見つけました。可愛かった!湿原にはお約束のイワイチョウも多くみられました。もっとゆっくりしていたいけど、バスの時間がありますので降りなければなりません。天国のような別天地とおさらばです。ツルリンドウ来た道を戻ります。ご覧のように段差が大きいところを何度も通ります。

最後にヒカリゴケを見に寄り道をしました。ヒカリゴケの生息地は大体暗い岩穴みたいなところで、光を当てても分かりにくいところが多いです。ところがここのは日の光がうまい具合にさしていて、何もしなくても見事なヒカリゴケを目にすることが出来ます。

下山が終了したのは集合10分前でした。私たちが最後のパーティーでしたが、見どころは全てまわり、写真を撮りながら歩いたことを考えれば優秀なお客様たちだったと思います。

宿に戻り、入浴して帰路についたのでした。